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坪井忠二が著書『新・地震の話』に記した格言(東京大学名誉教授)[今週の防災格言185]

time 2011/06/27

坪井忠二が著書『新・地震の話』に記した格言(東京大学名誉教授)[今週の防災格言185]


『 地震の巣 』

坪井忠二(1902〜1982 / 地球物理学者 随筆家 東京大学名誉教授)

坪井忠二(つぼい ちゅうじ)氏は、東京出身の地震学者で随筆家・寺田寅彦の弟子としても知られる。 兄に地質学者・坪井誠太郎(1893〜1986)、父は人類学者の坪井正五郎(1863〜1913)。
地震と重力の関係を解明し、日本全国の重力分布図を作成するなど地震予知や地殻変動の研究で有名。東京帝大理学部物理学科時代に寺田寅彦に師事、卒業後の1926(大正15)年、東大地震研究所に入所。1941(昭和16)年に教授となり、理学部長を務め、1963(昭和38)年に東京大学退官。

格言は著書『新・地震の話(岩波新書 1967年)』より。
最近、耳にする機会も多い「地震の巣」という言葉は、坪井忠二教授が初めて提唱した言葉(造語)である。

曰く―――『 地震の震源のかたまりというのは、いわば都市みたいなものである。かたまりがあって、そして、その間にはすき間もある。
さて、この震源のかたまりに何という名前をつけたらよいであろうか。いろいろ考えてみたのだが、けっきょく地震の巣というのがいちばん適切なようである。病気に病巣ということばがあるが、あの巣である。
地震の巣という新しいことばを発明して、それを使うことにするならば、日本における震源の分布は次のようにいいあらわしてよい。東北では地震の巣は大きく厚く、三十−四十キロメートル程度の深さをてっぺんとして、もっと下の方にまでひろがっている。これに対して西南では、地震の巣は小さく、地表から三十−四十キロメートル程度の深さのところまでに納まってしまっている。』

■「坪井忠二」に関連する防災格言内の記事
松山基範 (地球物理学者)(2015.02.16 防災格言)
地震の巣を考える(2011.03.25 編集長コラム)
地震学者・萩原尊禮(2008.09.08 防災格言)
地球物理学者・竹内均(2010.09.06 防災格言)
寺田寅彦[4](2011.06.20 防災格言)
寺田寅彦[3](2009.10.12 防災格言)
寺田寅彦[2](2009.03.02 防災格言)
寺田寅彦[1](2007.11.26 防災格言)

 

<編集長 拝>

 

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