![大塚道男が読売新聞の記事に遺した格言(九州大学名誉教授)[今週の防災格言178]](https://shisokuyubi.com/wp/wp-content/uploads/2017/12/bousaikakugen.jpg)
『 同じマッチが原因の山火事でも、
広がる範囲の予測が難しいように、
地震の規模の予測も不可能に近い。 』
大塚道男(1933〜2001 / 地震学者・固体地球物理学 九州大学名誉教授)
地震学の分野で有名な余震個数減衰シミュレーション「碁石モデル」を考案した地震学者が大塚道男(おおつか みちお)教授である。小さな地震は数多いが、大きな地震は少ないという、いまだに解明されない地震規模と発生頻度についての確率論を解明しようとする先駆的研究(パーコレーション(浸透モデル)の シミュレーション)であり、まだ「カオス理論」「フラクタル」「複雑系」というものが無かった1971(昭和44)年に大塚(当時・熊本大学)氏が世界に先駆けて発表したもの。
この格言は、讀賣新聞(1994(平成6)年6月15日)記事「予知はできるか?地震予知計画30年 #5」より。
■「大塚道男」氏に関連する防災格言内の記事
地球物理学者 竹内均(2010.09.06 防災格言)
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