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阿部勝征が読売新聞のインタビューの時に遺した格言(地震学者)[今週の防災格言193]

time 2011/08/22

阿部勝征が読売新聞のインタビューの時に遺した格言(地震学者)[今週の防災格言193]


『 津波は、並の足では逃げ切れない。遠方に白い波頭が見えた時が逃げ出す最後のチャンス。 』

阿部勝征(1944〜2016 / 地震学者 東京大学名誉教授 東海地震判定会会長)

阿部勝征(あべ かつゆき)教授は、地震規模を示すマグニチュードと同様に津波の高さから津波の規模を示す「津波マグニチュード(Mt)」を考案した津波地震の専門家。
1968年、東京大学理学部卒、北海道大学理学部助教授を経て、1989年から2007年まで東京大学地震研究所教授。その後、2007年より財団法人・地震予知総合研究振興会(ADEP)地震調査研究センター長を務め、2008年、東海地震発生の可能性を検討する気象庁の「地震防災対策強化地域判定会(通称:判定会)」の会長を12年間務めた前会長の故溝上 恵(1936〜2010)氏の後任として判定会会長(現職)を務められている。
判定会会長就任記者会見(2008年3月24日)では「東海地震を予知できる可能性がある以上、情報発信に全力を尽くしたい」と抱負を述べられた。
2016年9月9日、肺癌のため72歳で逝去。

この格言は地震津波について読売新聞(1996(平成8)年6月3日)インタビュー記事より。

曰く―――。

津波は、水深が深いほど速く、水深5,000mだと時速800km/hとジェット機並み。海岸に近づくと、速度が鈍るかわりに、勢力がしぼられて波高が急に高くなる。それでも水深200mで時速160km/hはある。陸に上がっても毎秒数メートル。並の足では逃げ切れない。遠方に白い波頭が見えた時が逃げ出す最後のチャンス。
津波は国際的にも「tsunami」で、日本は津波常襲国。瀬戸内沿岸以外、どこも津波に襲われる危険性がある。

■「阿部勝征」氏に関連する防災格言内の記事
今週の防災格言<120> 津波災害史家・山下文男氏(2010.03.01 防災格言)
今週の防災格言<145> 地震学者・溝上恵氏(2010.08.23 防災格言)
今週の防災格言<174> 地震学者・茂木清夫氏(2011.03.14 防災格言)
今週の防災格言<175> 地震学者・石橋克彦氏(2011.04.18 防災格言)
今週の防災格言<176> 関西大学教授・河田恵昭氏(2011.04.25 防災格言)

 

<編集長 拝>

 

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