「今後どんな記事が読みたいですか?」アンケートの結果を受けて、
●色んな人の防災対策(住んでいる場所や家族構成などによって、どのような対策や備蓄をしているか)
上記のような回答を複数方からお寄せいただき、思則有備編集部ではこれに注目致しました。
編集部でも気になっている『みんながどんな防災をしているの?』について、紙面でディスカッションをしていきたいと思いますので、皆様の防災についてお知らせ下さい。
はじめに お読みください
さて、防災対策は一般的に、住んでいる場所によって異なります。
例えば、“海沿い”に住んでいる人には津波対策がメインになるかもしれません。
避難予定の高台まで移動する手段(例えばリヤカーなど)や、救命胴衣、津波シェルターなども用意されているかもしれません。食料や水、トイレについてはどんな災害でも共通で必要になりますが、もしかしたら食事メニューに工夫をされている人がいるかもしれません。
“山沿い”であれば、土砂崩れはもちろん、火山噴火への対策も心配します。
ガラス質の火山噴出物(火山灰など)は粘膜を傷つけやすいため、目の保護のためのゴーグルが必要になります。もちろん口や肺を守るためにもマスクは必須です。火山灰除けに傘があっても良いかもしれません。靴はどんなものを選ぶのが良いのでしょう? 服装は? 山沿いにお住まいの方のご意見をぜひ聞いてみたいところです。
山沿いで更に気になるのは、土砂崩れです。地盤を予め調査しておくことは当たり前としても、前兆現象としての匂いや川の濁りなど、いつ避難するのか(避難スイッチ)をどのように決めているでしょうか? その時に何を持っていくのか? 非常用持ち出し袋の中身も気になります。小さな子供がいる人は、おもちゃが入っているかもしれませんね。さて、持ち出し袋の中にはどんな遊具が良いのでしょうか?
“川沿い”に住んでいる人は、水が必ず高いところから低いところに流れる(溜まる)ことを憶えていなければいけません。都市化によって天井川(川に砂が堆積して川底が高くなった川)となっている河川が多くみられます。また、最近の雨量の多さは洪水量(川が耐えられる水量)を超えているため、バックウォーター現象や内水氾濫の危険が増えてきました。川の水が溢れてあたり一面が水浸しになったら、移動手段にゴムボートやカヤックなどが必要かもしれません。非常用持ち出し袋には水に濡れないために防水加工が必要になります。濡れることを前提に下着の替えを増やす、あるいは水着を持っておくなど、川沿いに住む人の対策をうかがってみたいです。
“都市部”に住んでいる人は、災害が起こると様々な物資の不足が起こります。大きな地震の場合には道路が封鎖されて身動きが取れなくなり、帰宅困難者となることも考えられます。会社ではどのような防災対策をしているでしょうか? 一般的にはヘルメットや運動靴に小銭、水とちょっとした行動食くらいがあれば、自宅まで歩いて帰ることは可能です。きっと皆さんには工夫があると思います。何が必要となるでしょうか?
また、コロナ下ではリモートワークが進み、出社してないかもしれません。そうであれば、自宅なのか、あるいはシェアオフィスにいるのか? 周りに同僚がいないかもしれず、相談もできない環境にあるかもしれません。どんな想定をされて防災対策をしているのでしょうか?
もちろん、都市部でも商業地や住宅地、持ち家なのか賃貸住宅なのか、マンション(上層階、下層階)なのかそれとも一軒家なのか…。
住まいの環境は、皆さんひとりひとりが異なるので、それぞれの自分の家で行っている想定(備え)は、他の人たちの“備えの参考”になります。
編集部もたいへん興味をもっている皆さんの防災対策、是非ともお知らせいただき皆と共有してください。
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ご協力ありがとうございました。