10月13日(金曜日)は、国連で1989年に制定された国際記念日「 国際防災の日( International Day for Natural Disaster Reduction ) 」です。
自然と共生する私たちは、地震や津波、火山の噴火などの天災と無縁ではいられません。
また、備えがあれば100%大丈夫である、とまで言えないところに、災害への対策の難しさがあります。
しかしながら、災害の被害の規模や、その後の影響を考えた場合、十分な対策が取られていなかったり、何らかの脆弱性があった場合に相乗的に被害の規模というものは大きくなるのです。
対策したからといって、100%の安全を約束できるものではありませんが、対策することによって、確実に災害の被害や影響を減少させることができます。
これを「減災」と言います。
国際防災デーは、毎年、世界各国が、どのように減災に取り組んでいるか振り返る日で、各国が災害に対する備えを充実させ、災害の予防と被害の減少を目指すものです。
その理念は、災害の危機を完全になくすことはできないものの、防災や備えによってレジリエンス(回復力)を大幅に向上することができることから、災害後にあわてて対処するのではなく、災害前の行動にも重点を置くことも大事だと…国連・ユネスコは啓蒙しています。