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クエンティン・クリスプが著書『Manners from Heaven: A Divine Guide to Good Behavior』に記した人間関係とマナーについての名言（1908～1999 / イギリスの作家・役者）[今週の防災格言374]

time 2015/02/09

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クエンティン・クリスプが著書『Manners from Heaven: A Divine Guide to Good Behavior』に記した人間関係とマナーについての名言（1908～1999 / イギリスの作家・役者）[今週の防災格言374]

『良好な人間関係を構築するための公式はシンプルです。多くの災害が対岸の火事であったとしても、決して災害を些細なできごととして扱わないこと。』

“The formula for achieving a successful relationship is simple: you should treat all disasters as if they were trivialities but never treat a triviality as if it were a disaster.”

クエンティン・クリスプ（1908～1999 / イギリスの作家・役者・芸術家）

格言は Quentin Crispがマナーについて述べた著書 “Manners from Heaven: A Divine Guide to Good Behavior”(1984年)の第7章より。

クエンティン・クリスプ（Quentin Crisp 本名：Denis Charles Pratt）は、世界のゲイカルチャーの先駆者として知られる伝説的人物。
イギリス出身のロックグループ元ポリスのリードボーカルだったスティング(STING)が1987年に発表した世界的なヒット曲「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」のモデルとなったことで著名。
イギリス・ロンドン郊外の町サットンで弁護士の父と家庭教師の母という裕福な中産階級の家で生まれ育った。保守的な家庭を飛び出し、1930年代のイギリス社会の同性愛者への差別の厳しいなかで、女装するゲイとして街を闊歩し、差別や偏見にさらされた半生を処女作の自伝「裸の公僕 “The Naked Civil Servant”（1968年）」に綴り、後にこれがジョン・ハート主演でテレビ映画化され全米で大ヒットとなる。1970年代にアメリカのNYイーストビレッジに移住し、オフ・ブロードウエイでワンマンショーを行うなど精力的に活動。自らゲイであることを包み隠すこともなく、英国人らしいウィットに富んだユーモアを交えた話芸で各地で講演を行い好評を得た。1992年、ヴァージニア・ウルフの同名の小説を映画化した「オルランド “Orlando”」では、男性ながらエリザベス女王（1世）の役で出演し話題となり、翌1993年のトム・ハンクス、デンゼル・ワシントン主演のエイズ（HIV）とゲイにまつわる偏見を描いたアカデミー作品「フィラデルフィア “Philadelphia”」にも出演している。1999年11月21日、イギリス・マンチェスターのチョールトン・カム・ハーディにて90歳で死去。人気ワンマンショー「クエンティンとの夜」が母国で上映される前夜だったという。

Credit: Quentin Crisp in New York City, 1992 via Wikipedia.