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中国・戦国時代の思想家・諸子百家の一人「荀子」の故事成語から(紀元前3世紀)[今週の防災格言542]

time 2018/05/14

中国・戦国時代の思想家・諸子百家の一人「荀子」の故事成語から(紀元前3世紀)[今週の防災格言542]


ふくきよりちょうなるはし。 』

“ 福莫長於無禍。”

荀子(BC298頃~BC238頃 / 中国・戦国末の思想家 諸子百家の一人)

格言は『荀子』勧学より。

福(しあわせ)は禍(わざわい)がないことが第一である。
福を得るには、身を修め、安逸をむさぼらず、いたずらに禍を招く愚行はやめるべきである。

荀子(じゅんし)は古代中国の戦国時代末の儒者。諸子百家の一人。
名は況といい、荀卿(じゅんけい)、孫卿(そんけい)とも呼ばれた。
はじめ斉の襄王(生年不詳~BC265)に仕え祭酒(学長職)に任命されたが妬みを買い辞職し、のちに楚の宰相・春申君(生年不詳~BC238 / 戦国四君の一人)に用いられた。道家の荘周(BC370頃~BC310頃)や五行説を否定して、孟子(BC372頃~BC289)の性善説に対して、人間の性は本来悪なので礼によってこれを改め社会秩序を保持すべきという「性悪説」を唱えた。弟子に韓非子や秦の始皇帝の宰相となった李斯がいる。主著に『荀子』がある。
荀子

■中国故事に関連する防災格言内の記事
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<防災格言編集主幹 平井 拝>

 

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