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廣濱嘉雄が著書『公民教育資料大成 上巻』に遺した格言[今週の防災格言292]

time 2013/07/15

廣濱嘉雄が著書『公民教育資料大成 上巻』に遺した格言[今週の防災格言292]


『 我々は日常 自ら その自覚を養い 訓練を施すように心掛けねばならない。 』

廣濱嘉雄(1891〜1960 / 法哲学者・公民教育家・弁護士 東北帝大教授)

格言は著書『公民教育資料大成 上巻(1933年)』より。

曰く―――。

我々自身 日頃 災害の予防に努め、災害に当面してこれに処するの訓練をなし、災害の発生した場合に於ては平静迅速の処置を取り、各人協力して警察機関を助力し、以て その防遏(ぼうあつ)に当ることが肝要である。

災害は、その何たるかは問わず、小にしては我等の生命財産に危険を与え、大にしては一町村、一地方延いて国家に迄莫大な損害を与えるものである。
それ故、我々はその発生を予防し得るものに対しては、常に細心の注意と熱心な努力とを惜しまず、その予防に当たることが必要である。

又一且災害が発生した場合には、それによってもたらされる被害の程度を最小限に止むべく、沈着なる態度と勇敢なる行動とを以て善処しなければならない。これがためには、我々は日常自らその自覚を養い訓練を施すように心掛けねばならない。

廣濱嘉雄(ひろはま よしお / 広浜嘉雄)氏は、東北帝国大学教授、愛知大学教授を歴任した三重県出身の法理学者。専門は民法学。
京都府師範学校を経て京都帝国大学を首席で卒業後、東北帝国大学法文学部の助教授として法理学を講義。後に外遊し帰国した昭和5(1930)年に教授となった。教育家として公民教育の啓蒙と普及に精力的に取り組み「公民法教育の根本問題」「公民教育史論」などを著し戦時中は公民教育の権威とされた。しかし、敗戦後は「皇国思想の普及に尽力した」としてGHQにより公職追放。仙台から名古屋へと移り弁護士を開業。後に愛知大学教授となり昭和35(1960)年8月3日に69歳で死去。
主な著書に「私法学序説」「日本的私法制度論考」など。息子に日本語学者(訓点語学)の廣濱文雄(1921〜2001 / 皇學館大学教授)氏がいる。

■「廣濱嘉雄」氏に関連する防災格言内の記事
松井茂(2008.12.01 防災格言)
石黒英彦(2013.06.10 防災格言)
清水幾太郎(2008.09.29 防災格言)

 

<防災格言編集主幹 平井 拝>

 

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