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中国唐の詩人、柳宗元が『誡懼箴(かいくしん)』に記した格言(8世紀)[今週の防災格言419]

time 2015/12/28

中国唐の詩人、柳宗元が『誡懼箴(かいくしん)』に記した格言(8世紀)[今週の防災格言419]


いたってのちおそるるは、まことらず。 』

“禍至後懼、是誠不知。”

柳宗元(773〜819 / 中国唐の詩人・文人 唐宋八大家の一人)

格言は『誡懼箴(かいくしん)』より。

口語訳「災害が起ってからその恐ろしさに気づくのは愚かなこと」。
事前に警戒し備えねばならない、との意。

柳宗元(りゅう そうげん)は、中国・唐中期を代表する詩人で、唐宋八家の一人に数えられる人物。字は子厚。河東(山西省河東)の出身のため、柳河東とも呼ばれた。
貞元14(798)年に科挙(官吏登用試験)に合格し中央の官吏となるが、政界の改革運動に加わり、既得権益の剥奪を恐れる保守派に疎まれて、33歳のときに南方の柳州(広西省広西壮族自治区)へと左遷され、中央復帰の夢がかなわぬまま、元和14(819)年に47歳で死没。
文人としては、韓愈(かんゆ / 768〜824)とともに当時主流であった四六駢儷文の修辞主義的傾向を批判し、達意を旨とする秦・漢の古文を範とする新たな文体を提唱する古文復興運動の中心人物として活躍した。田園詩に優れ、唐代の自然詩人、王維(おうい)や孟浩然(もうこうねん / 689〜740)、韋応物(いおうぶつ / 736〜791)と並称された。

■「柳宗元」等の中国故事に関連する防災格言内の記事
安きにありて危うきを思う(居安思危)備えあれば憂いなし(有備無患)(2008.11.10 防災格言)
ことあらかじめすればすなわち、あらかじめせざればすなわはいす(事予則立、不予則廃)(2016.09.26 防災格言)
わざわいのぞみてうれいわするれば、うれいかならこれおよばん。(臨禍忘憂、憂必及之)(2016.6.6 防災格言)
易経 繋辞下伝「安くして危うきを忘れず(安而不忘危)」(2009.11.9 防災格言)
孔子:「人、遠慮なければ、必ず近憂あり(無遠慮、必有近憂)」(2009.1.12 防災格言)
孔子:苛政猛於虎也(苛政は虎より猛なり)(2005.4.13 店長コラム)
天下のわざわいは、多くは隠れてりてにわかに至り~(呂新吾『呻吟語』より)(2013.04.15 防災格言)
前慮ぜんりょさだまらずんば、後に大患たいかん有り(前慮不定、後有大患)(2015.12.14 防災格言)
いたってのちおそるるは、まことらず(禍至後懼、是誠不知)(柳宗元『誡懼箴』より)(2015.12.28 防災格言)
前事ぜんじわすれざるは、後事こうじなり。(前事之不忘、後事之師也)(2016.01.11 防災格言)
あめわりてみちはらい、みずれてはしす。(中国古典『国語』周語中より)(2019.09.16 防災格言)
水をふさぐにみなもとよりせざれば、かならながる(塞水不自其源、必復流)(2016.07.11 防災格言)
墨子「安居あんきょなきにあらず、我に安心あんしんなきなり。」(比無安居也、我無安心也)(2014.06.02 防災格言)
蘇軾「安心は是れ薬、更に方無し。」(安心是薬更無方)(2014.05.19 防災格言)
荀子「ふくきよりちょうなるはし。」(福莫長於無禍)(2018.05.14 防災格言)
安くして危きを忘れざるは、古の炯誡なり(安不忘危、古之炯誡也)(2011.09.05 防災格言)
積善の家には必ず余慶あり(積善之家必有餘慶)、積不善の家には必ず余殃あり(積不善之家必有餘殃)。『易経』坤・文言伝より(2018.10.22 防災格言)
孟子・公孫丑篇上「飢える者は食をなし易く、渇する者は飲をなし易し(飢者易為食、渇者易為飲)」(2019.02.04 防災格言)
洪応明「菜根譚」より「てん機緘きかんはかられず。おさえてはべ、伸べては抑え、みな英雄えいゆう播弄はろうし、豪傑ごうけつ顛倒てんとうするところなり。君子くんしただれ、ぎゃくたらばじゅんけ、やすきにりてあやうきを思うのみ。天もまた伎倆ぎりょうもちうるところし。」(2019.07.01 防災格言)

 

<防災格言編集主幹 平井 拝>

 

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