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唐木順三が『現代日本文学序説』に記した格言(文芸評論家)[今週の防災格言508]

time 2017/09/18

唐木順三が『現代日本文学序説』に記した格言(文芸評論家)[今週の防災格言508]


『 人間は自然に対して限りなく貧弱である、
とともに自然よりも更に豊富である。 』

唐木順三(1904〜1980 / 文芸評論家・哲学者・編集者 筑摩書房顧問)

曰く―――。

《 人間は自らの儚さ、小ささ、力弱さを知ると共に、自然の雄大さ、悠久さ、奥深さを知ることが出来る。
雄大さを知りうるものは、雄大それ自身より更に雄大である。
で、こういうことになる。
人間は自然に対して限りなく貧弱である、とともに自然よりも更に豊富である。 》

格言は『現代日本文学序説(昭和7年)』序より。

唐木順三(からき じゅんぞう)は、近代文学研究から中世へと視野を広げ、独自の文芸評論を行った哲学者。多くの評論は、現代日本思想に大きな影響を与え、また、出版人としても活躍した。

1904(明治37)年2月13日、長野県上伊那郡宮田村に生まれる。
松本中学(旧制)、松本高校(旧制)を経て京都帝国大学哲学科に入学。
哲学者・西田幾太郎や田辺元に学び、1927(昭和2)年に大学を卒業すると、長野県諏訪青年学校、満州教育専門学校、法政大学予科、成田山新勝寺の成田高等女学校で教職をしながら、1932(昭和7)年に初の評論『現代日本文学序説』を刊行し、世評を得た。
1940(昭和15)年、同窓の古田晁、臼井吉見と共に筑摩書房を創業し、同社の顧問に就任した。戦後、哲学書や雑誌『展望』の編集を行う一方で、教育者として明治大学文学部の教授をしながら『中世の文学』『無用者の系譜』『無常』『千利休』など多くの著作を発表し、日本の中世の再発見に努めた。
『中世の文学(昭和30年)』で読売文学賞・文芸評論賞。小説集『応仁四話(昭和42年)』で芸術選奨文部大臣賞に選ばれ、1971(昭和46)年に日本芸術院賞を受賞。
1980(昭和55)年5月27日、76歳で死去。

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<防災格言編集主幹 平井 拝>

 

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