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書物『戦国策』に記されている縦横家、蘇秦が遺した格言(紀元前5世紀ごろ)[今週の防災格言417]

time 2015/12/14

書物『戦国策』に記されている縦横家、蘇秦が遺した格言(紀元前5世紀ごろ)[今週の防災格言417]


前慮ぜんりょさだまらずんば、後に大患たいかん有り。 』

“前慮不定、後有大患”

蘇秦(BC5〜BC4世紀頃 / 中国戦国時代の政治家・縦横家)

口語訳「以前から考えを定めておかないと、後になって大きな患いが起こる。」

出典は『戦国策』魏策より。
戦国策は、前漢末に劉向(りゅうきょう / 紀元前77〜紀元前6年)が編纂した全33篇の書物。戦国時代に諸国を遊説した縦横家(じゅうおうか=巧みな弁舌を用いた中国古代の思想家たち)の建策を国別に分類補正して集録したもの。

司馬遷(紀元前145?〜紀元前87?)の『史記:蘇秦列伝第九』では、強大な秦に対抗すべく燕・趙・韓・魏・斉・楚の王たちを説いて回り、六国の間に同盟を成立させた蘇秦(そしん・六国同盟の宰相)のエピソードとして紹介されている。
蘇秦は魏の襄王(?〜紀元前296年)を説くため、『周書』を引用しながら 《 以前から考えが定まっていないと、後になって大患が起こってからではどうすることも出来なくなります (前慮不定、後有大患、将奈之何) 》 と述べている。

■「蘇秦」「戦国策」「史記」等の中国故事に関連する防災格言内の記事
安きにありて危うきを思う(居安思危)備えあれば憂いなし(有備無患)(2008.11.10 防災格言)
易経 繋辞下伝「安くして危うきを忘れず(安而不忘危)」(2009.11.9 防災格言)
孔子:「人、遠慮なければ、必ず近憂あり(無遠慮、必有近憂)」(2009.1.12 防災格言)
孔子:苛政猛於虎也(苛政は虎より猛なり)(2005.4.13 編集長コラム)
安くして危きを忘れざるは、古の炯誡なり(安不忘危、古之炯誡也)(2011.09.05 防災格言)
天下のわざわいは、多くは隠れてりてにわかに至り〜(呂新吾『呻吟語』より)(2013.04.15 防災格言)
いたってのちおそるるは、まことらず(禍至後懼、是誠不知)(2015.12.28 防災格言)
水をふさぐにみなもとよりせざれば、かならながる(塞水不自其源、必復流)(2016.07.11 防災格言)

 

<防災格言編集主幹 平井 拝>

 

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