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勝海舟が自伝『氷川清話』に記した格言(幕末・明治の政治家)[今週の防災格言260]

time 2012/12/03

勝海舟が自伝『氷川清話』に記した格言(幕末・明治の政治家)[今週の防災格言260]


『 人間は活物いきものだから、気を養うのが第一だ。 』

勝 海舟(1823〜1899 / 江戸・明治の政治家 日本海軍の生みの親 伯爵)

勝海舟(かつかいしゅう)は幕末・明治の政治家。江戸本所(現墨田区)生まれ。通称は麟太郎(りんたろう)。本名は義邦(よしくに)。幕末は安房守、維新後は安芳。号の海舟は佐久間象山書「海舟書屋」からとったもの。
直心影流島田派の剣客・島田虎之助(1814〜1852)に剣を学び、21歳で免許皆伝。1850(嘉永3)年、赤坂で蘭学塾を開設すると蘭学を教えながら佐久間象山の元で砲術を学んだ。1853(嘉永6)年にペリー提督の黒船が来航すると、幕府老中首座・阿部正弘に海軍創設の必要性を説き、長崎に海軍伝習所を開設させた。江戸の軍艦教授所教授方頭取となり、1860(安政7)年には咸臨丸の艦長としてアメリカ・サンフランシスコに渡り、日本人による初の太平洋横断に成功。軍艦奉行となると海軍拡張を進め、神戸に弟子の坂本竜馬を塾頭とする海軍操練所を設立。塾生に陸奥宗光や伊東祐亨らがいた。
王政復古の際には、徳川慶喜に大政奉還をすすめ、幕府軍代表として西郷隆盛と会見し江戸無血開城を果たした。維新後も旧幕臣の代表格として外務大丞、兵部大丞、参議兼海軍卿、元老院議官、枢密顧問官を歴任。晩年は本所入江町から赤坂氷川(港区赤坂)に居を移し、1899(明治32)年、脳溢血で死去。享年76歳。

格言は自伝『氷川清話』(明治35年)の語録より。

曰く――『 なに事も根気が本(もと)だ、今の人は牛肉だとか、滋養品だとか騒ぐ癖に、根気は却って弱いが妙だ。人間の體(からだ)は、憲法政治ではいけない。睡眠時間が何時間で、働く時間が何時間、食物は朝は何、晩は何と、そう法律づくめにやられては體も困るワイ。人間は活物(いきもの)だから、気を養うのが第一だ。気さえ飢えなければ、食物などはなんでも構わないよ。今時の人にはこの辺の工夫が必要だ。 』
勝海舟
勝海舟

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<防災格言編集主幹 平井 拝>

 

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