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常盤潭北が『民家分量記』に書き記した格言(教育者)[今週の防災格言497]

time 2017/07/03

常盤潭北が『民家分量記』に書き記した格言(教育者)[今週の防災格言497]


『 恩したるは忘れよ、
恩得たるは忘るる事なかれ。 』

常盤潭北(1677〜1744 / 江戸時代中期の俳人 医者・教育者)

格言は著書「民家分量記(享保11(1726)年)」五より。

口語訳『 他人に施した恩は忘れ、施された恩は忘れてはならない 』の意。

常盤潭北(ときわ たんぽく)は、下野国那須郡烏山(現・栃木県那須烏山市)生まれ、農民らの庶民教化に尽くした江戸時代中期の俳人。
句作のかたわら民衆への啓蒙書「民家分量記」「民家童蒙解」「野総茗話」を著し、徳川時代後半期の教育史に大きな影響を与えた人物だったが、本人は儒者ではなく、心学者でもなく、関東一円の村々を巡教し、庶民の教育につとめた社会教育家として知られる。

延宝5(1677)年、代々名字帯刀を許された郷宿と称する公用旅宿に生まれた。姓は渡辺、名は貞尚。字は堯氏。号を潭北や百華と称した。
江戸日本橋の伯父・唐木屋重兵衛の食客だった俳人の早野巴人(はやの はじん・与謝蕪村の師 / 1676〜1742)に影響を受け、若くして江戸に出て医学を学び、松尾芭蕉の高弟だった俳人・榎本其角(えのもと きかく / 1661〜1707)の門人となって俳諧を修め、巴人や与謝蕪村(1716〜1784)らと交流した。俳書に「汐越(しおこし)」「後の今日」「反古さらし」「としのみどり」などがある。
俳諧のかたわら、庶民教育の必要性を解し、常・総・野の諸州を遊歴しながら村々で講説を展開し、多くの人々に道を説いた。延享元(1744)年7月3日死去。68歳。墓は善念寺(那須郡烏山市金井)にある。

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<防災格言編集主幹 平井 拝>

 

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