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李文亮(1986~2020 / 中国・武漢市中心医院の眼科医 新型肺炎で最初に警告を発した医師)の名言 [今週の防災格言634]

time 2020/02/17

李文亮(1986~2020 / 中国・武漢市中心医院の眼科医 新型肺炎で最初に警告を発した医師)の名言 [今週の防災格言634]

『 健全な社会には一つだけではなく様々な声があるべきです。 』

” 健康的社会不該只有一種声音 “

 

李 文亮(1986~2020 / 中国・武漢市中心医院の眼科医 新型肺炎で最初に警告を発した医師)

 

格言は新型肺炎で亡くなる前の最期のインタビューから。

2020年1月28日、最高人民法院(中国の最高裁判所)が公式アカウントで武漢の新型肺炎について「最初にデマを流布した8人(武漢の8人)」への処罰が適切だったかどうかのコメントを発表したことへの見解を述べたもの。

曰く―――。

最高人民法院の記事を見た後、私はかなり安心しました。その後は病院からの処分をあまり心配しなくなりました。健全な社会には一人だけではなく、様々な声があるべきです。公権力を利用した過度な干渉には同意できません。

出典は中国の経済誌「財新(CAIXIN)」:新冠肺炎“吹哨人”李文亮:真相最重要(2020年2月6日付)

http://china.caixin.com/2020-02-07/101509761.html
上記記事の英語訳

李 文亮(り ぶんりょう)医師は、中華人民共和国湖北省武漢にある武漢市中心医院(武漢中央病院)の眼科医師。
医療関係者として新型コロナウイルス(COVID-19)による肺炎の大流行を阻止するために最初に内部告発をした一人。

2019年12月30日、武漢で原因不明の新型肺炎(COVID-19)が発生していることを同僚医師らに注意喚起したが、そのSNS(グループチャット)のスクリーンショットが拡散されたことで、職場や警察から「デマを流した内部告発者」として処罰された。患者を診察するなかで自身も新型肺炎に感染し入院。一カ月後、病室から新型肺炎のアウトブレイク初期の段階で起こった、地元武漢当局によるお粗末な対応についての見識をつづり、2020年2月7日に33歳で亡くなった。

後に「李医師は英雄だ」と称賛を浴びると同時に、言論の不自由な国において「将来また新たな感染症を発見した医師が、早い段階で警鐘を鳴らすことに恐れを抱くだろう」「より安全な公衆衛生の環境のために、中国には何千万人もの李文亮医師が必要だ」と中国国内事情への懸念の声も叫ばれた。

… … …

1986年10月12日、遼寧省錦州市北鎮市生まれ。北鎮市高級中学を優秀な成績で卒業。 2004年、武漢大学医学部に臨床医学生として入学。大学2年生の時に中国共産党に加わり、2011年の卒業後、廈門市の眼科で3年間勤務し、2014年から武漢に戻り、武漢市中心医院で眼科医として勤務した。
2019年12月30日、勤務先の病院で患者からSARSコロナウイルスを確認したため、大学の同級生らに警告を発信。2020年1月3日、「インターネットに虚偽の内容を掲載した」として武漢市公安局に取調べされ訓戒処分。その後も武漢市中心医院で新型肺炎への対応にあたったが、自身も発熱し1月12日から入院。集中治療室にて隔離治療を送った。入院中の1月31日にSNSを通じて警察に呼び出された経過を詳しく述べた。この間、何度も核酸(PCR)検査をしたが感染が確認されず、2月1日に初めて陽性となり感染を初確認。2月6日に危篤状態となり翌7日死去。


via Wiki







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著者:平井敬也(週刊防災格言編集主幹)

 

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