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村上陽一郎が著書『ペスト大流行』に記した格言(科学史家)[今週の防災格言393]

time 2015/06/29

村上陽一郎が著書『ペスト大流行』に記した格言(科学史家)[今週の防災格言393]


『 死とは理不尽なものである。朝に紅顔の若者が夕に白骨となるの謂にも象徴されるように、すべての生きるものを例外なく襲うという点でこれほど確かなものはないはずなのに、実際にそれが眼前に迫ったとき、それを理に叶ったものとして受け容れる人は少ない。 』

村上陽一郎(1936〜 / 科学史家 東京大学名誉教授 国際基督教大学名誉教授)

格言は著書『ペスト大流行(岩波新書 1983年)』あとがきより。

村上陽一郎(むらかみ よういちろう)は、東京出身の科学史家・科学哲学者。文部科学省や経済産業省原子力安全・保安院などの政府専門委員を歴任した。
東京都立日比谷高等学校卒業。1962(昭和37)年、東京大学教養学部科学史科学哲学分科卒業。1968(昭和43)年、東京大学大学院人文科学研究科比較文学・比較文化専攻博士課程修了後、上智大学理工学部助教授を経て、東京大学教養学部および工学部教授、東京大学先端科学技術研究センター長、国立ウィーン工科大学客員教授を歴任。現在、東洋英和女学院大学学長、国際基督教大学名誉教授、東京大学名誉教授。
1973(昭和48)年、第1回山崎賞受賞。1985(昭和60)年には共編著「ヒューマンサイエンス(全5巻)」で第39回毎日出版文化賞受賞。2015(平成27)年、瑞宝中綬章。
修士論文として書かれた著書『ペスト大流行(ヨーロッパ中世の崩壊)』では、中世ヨーロッパの封建社会を根底からゆり動かした疫病「黒死病(ペスト)」の大流行(パンデミック)を中心に、古代からのペスト流行に関わる記録をたどり、その実態やパニック、病因をめぐる神学上・医学上の論争などを克明に描いている。
その他の主な著書に「安全と安心の科学(集英社新書 2005年)」「新しい科学論(講談社 1979年)」など、訳書にシャルガフ「ヘラクレイトスの火(岩波書店 1980年)」、ファイヤアーベント「知についての三つの対話(筑摩書房 2007年)」、フラー「知識人として生きる(青土社 2009年)」など。
高校時代から趣味でチェロの演奏を行っており、クラッシック音楽への造詣も深いことで知られる。

■「村上陽一郎」に関連する防災格言内の主な記事
ジョバンニ・ボッカチオ「デカメロン」より(2010.11.15 防災格言)
美智子皇后陛下(2010.10.18 防災格言)

 

<防災格言編集主幹 平井 拝>

 

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