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僧侶・立花大亀が松下幸之助との対話の時に遺した格言(大徳寺派最高顧問)[今週の防災格言302]

time 2013/09/23

僧侶・立花大亀が松下幸之助との対話の時に遺した格言(大徳寺派最高顧問)[今週の防災格言302]


『 すべてのものは自然消滅する 』

立花大亀(1899〜2005 / 臨済宗僧侶 京都大徳寺派最高顧問 大亀宗雄)

“心安い”間柄だったという松下幸之助氏が、ある講演で、大亀和尚とのエピソードを紹介している。

ある時、松下が「和尚さん、禅宗はこれからどうなりますか」と尋ねたところ、即座に「禅宗は自然消滅します」と答えが返ってきたという。これに驚いた松下は、「和尚さん、あなたは禅宗の坊さんなのに、禅宗は自然消滅するなんて頼りないこと言うたら、あかんやないですか」とすぐさま言うと。大亀和尚曰く 「しかし松下さん、あなたが禅宗はどうなるかときくからには、ぼくはそう答えざるをえない。すべてのものには寿命というものがある。禅宗といえども、寿命が尽きたら自然消滅するんだ」と――。非常に面白い答えや、と思った松下は「松下電器もいつか消滅するのか」と問うと、「ああ、もちろんそうです」と言われたという。

この格言は、松下幸之助が昭和45(1970)年11月18日に朝日新聞大阪本社で行った朝日ゼミナール講演「生きがいをどうつかむか」より(出典:松下幸之助発言集10 PHP総合研究所 1991年)。

立花大亀(たちばな だいき)氏は、大阪府堺市出身の僧侶、大徳寺511世住持。堺市教育会付属実業補習学校を卒業後、大正9(1921)年南宗寺で出家。妙心寺専門道場で修行し、京都大徳寺別院徳禅寺住職などを経て、大徳寺派宗務総長を2期つとめ、管長代務や顧問などを歴任。昭和38(1963)年には大徳寺最高顧問。昭和48(1973)年には、大徳寺内に如意庵を復興し庵主となった。昭和57(1982)年から昭和61(1986)年まで花園大学学長。平成17(2005)年8月25日遷化。105歳。主な著書に「度胸の据え方」「利休に帰れ〜いま茶の心を問う」など。

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<防災格言編集主幹 平井 拝>

 

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