防災意識を育てるWEBマガジン「思則有備(しそくゆうび)」

防災意識を育てるWEBマガジン

ルイス・フロイス(16世紀のイエズス会宣教師)が著書『ヨーロッパ文化と日本文化(1585年)』に紹介した災害と日本人の国民性についての名言 [今週の防災格言285]

time 2013/05/27

ルイス・フロイス(16世紀のイエズス会宣教師)が著書『ヨーロッパ文化と日本文化(1585年)』に紹介した災害と日本人の国民性についての名言 [今週の防災格言285]


『 われわれの間では財産を失い、また家を焼くことに、大きな悲しみを表す。日本人はこれらすべてのことに、表面はきわめて軽く過ごす。』

ルイス・フロイス(1532〜1597 / ポルトガル出身 イエズス会宣教師)

格言は著書『ヨーロッパ文化と日本文化(岡田章雄訳注 岩波文庫 1991年 ※原著”EUROPA E ESTA PROVINCIA DE JAPAO”は1585年出版)』より。

訳者で歴史学者の岡田章雄(1908〜1982 / 東京大学史料編纂所教授)氏は―――『 災害に対して悲痛を色に現わさないという日本人の性格は、よく外国人の記録に指摘されている。わが国は地震などの災害が多いために、そうした国民性が培われたとも考えられるが、同時にそこには多分に封建道徳の影響があるように思われる 』と注記されている。

ルイス・フロイス(Luis Frois)はイエズス会宣教師として長崎で生涯を終えるまでの35年間、日本での布教に努めた人物。16歳の時にイエズス会に入り、インドのゴアに渡り聖パウロ学院に入学、日本人パウロ・ヤジロー(フランシスコ・ザビエルの通訳者・薩摩武士)やフランシスコ・ザビエル(Francisco de Xavier / 1506-1552)と出会い日本への伝道を熱望する。永禄5(1562)年、パードレとして来日すると、はじめ北九州の伝道に当たり、命を受け京にのぼり永禄12(1569)に織田信長に謁し、その信任と保護を受けて畿内での布教活動に大きな成果を収めた。その後、豊後(九州)で活躍、天正9(1581)年、イエズス会巡察師アレッサンドロ・ヴァリニャーノの来日に際し通訳として安土城で信長に再び拝謁。信長亡き後は、天正14(1586)年に各地を巡り、大阪城で豊臣秀吉に謁し、歓待を受けたこともあったが翌天正15(1587)年に九州征伐、続いて伴天連追放令が発せられると畿内を去って加津佐を経て長崎に在住した。極めて筆まめな宣教師として多くの長文の報告書を残し、戦国時代研究の貴重な資料となる『日本史』を著わしたことでも知られる。


織田信長とルイス・フロイス via Wiki

■「ルイス・フロイス」に関連する防災格言内の記事
ブレーズ・パスカル(17世紀フランスの数学者・哲学者・キリスト教神学者)(2021.02.08 防災格言)
旧約聖書『伝道者の書』第1章9節より(2009.11.23 防災格言)
旧約聖書『創世記』41章より(2011.12.26 防災格言)
豊臣秀吉(戦国大名)(2008.08.04 防災格言)
地震とナマズ(2003.12.20 店長コラム)
鍋島直茂(肥前佐賀藩祖)(2014.02.24 防災格言)
鍋島直正(1815~1871 / 大名・肥前国佐賀藩主(第10代) 大納言)(2019.12.09 防災格言)
山本常朝(江戸時代の武士・肥前国佐賀鍋島藩士)(2018.09.10 防災格言)
山鹿素行(江戸初期の兵学者・儒学者・思想家)(2018.04.16 防災格言)
小田原評定(水俣土石流災害)(2006.1.29 店長コラム)
ルイス・フロイス(イエズス会宣教師)(2013.05.27 防災格言)
内藤昌豊(戦国武将 武田四天王・武田二十四将の一人)(2016.05.02 防災格言)
江戸幕府の町触れ(安政江戸地震)(2008.12.08 防災格言)
上杉鷹山 (出羽国米沢藩主)(2010.04.12 防災格言)
莅戸善政[1] (かてもの作者 出羽国米沢藩家老)(2008.03.17 防災格言)
莅戸善政[2] (かてもの作者 出羽国米沢藩家老)(2011.12.05 防災格言)
如儡子(江戸中期の仮名草子作家・武士 代表作『可笑記』)(2013.11.11 防災格言)
伊藤仁斎 (江戸初期の儒学者)(2016.11.28 防災格言)
広瀬淡窓 (江戸後期の儒学者)(2015.05.04 防災格言)
渡辺南隠 (広瀬淡窓門下の臨済宗僧侶)(2010.08.16 防災格言)
安東省庵 (江戸初期の儒学者)(2011.08.08 防災格言)
藤原惺窩 (戦国時代から江戸初期の儒学者)(2009.08.24 防災格言)
中根東里 (江戸中期の儒学者・陽明学者)(2010.03.22 防災格言)
新井白石 (江戸中期の儒学者・朱子学者 六代将軍・徳川家宣の侍講)(2013.05.06 防災格言)
室鳩巣 (江戸中期の儒学者 徳川家宣、家継、吉宗ら3代の将軍の侍講)(2013.04.29 防災格言)
佐藤一斉 (幕末の儒学者・漢学者)(2011.05.16 防災格言)
荻生徂徠 (江戸中期の儒学者)(2010.8.2 防災格言)
中江藤樹 (江戸初期の儒学者・陽明学者)(2010.11.22 防災格言)
林羅山 (江戸初期の儒学者・朱子学者 徳川家康以下4代の将軍の侍講)(2012.8.6 防災格言)
山鹿素行(江戸初期の兵学者・儒学者・思想家)(2018.04.16 防災格言)
脇坂義堂(江戸中期・後期の心学者)(2019.05.27 防災格言)
吉益東洞(江戸時代の漢方医 日本近代医学中興の祖)(2020.05.11 防災格言)
橘南谿 (江戸時代の医師 朝廷医官)(2011.07.04 防災格言)
二宮尊徳翁(二宮金次郎)(江戸時代後期の経世家・農政家)(2012.01.30 防災格言)
常盤潭北(江戸時代中期の俳人 医者・教育者)(2017.07.03 防災格言)
三井高房(江戸中期の豪商 3代目三井総領家(三井財閥))(2019.05.13 防災格言)
広瀬淡窓 (江戸後期の儒学者)(2015.05.04 防災格言)
江島其磧(江戸中期の浮世草子作者 浄瑠璃作者)(2009.06.22 防災格言)
鈴木重胤(幕末の国学者)(2015.11.30 防災格言)
如儡子(江戸中期の仮名草子作家・武士 代表作『可笑記』)(2013.11.11 防災格言)
万亭応賀(江戸・明治の戯作者 代表作「釈迦八相倭文庫」)(2019.04.15 防災格言)
佐藤一斉 (陽明学者・江戸昌平坂学問所総長)(2011.05.16 防災格言)
上田秋成(江戸後期の国学者・歌人・読本作者 代表作「雨月物語」)(2015.11.02 防災格言)
浜口梧陵(江戸時代後期~明治初期の実業家 ヤマサ醤油第7代目社長(2007.12.24 防災格言)
上杉鷹山 (江戸時代中期の大名 出羽国米沢藩9代藩主)(2010.04.12 防災格言)
莅戸善政[1] (かてもの作者 出羽国米沢藩家老)(2008.03.17 防災格言)
莅戸善政[2] (かてもの作者 出羽国米沢藩家老)(2011.12.05 防災格言)
中江藤樹 (江戸時代初期の陽明学者 近江聖人)(2010.11.22 防災格言)
『百姓伝記』(1680~1682年・著者不明)巻七「防水集」より(2018.08.27 防災格言)
秦宗巴(江戸初期の医者 豊臣秀次、徳川家康侍医)(2019.08.05 防災格言)
伊勢貞丈(江戸中期の有職故実家 幕府寄合・御小姓組蕃士)(2014.02.03 防災格言)

 

<防災格言編集主幹 平井 拝>

 

[このブログのキーワード]
防災格言,格言集,名言集,格言,名言,諺,哲学,思想,人生,癒し,豆知識,防災,災害,火事,震災,地震,危機管理,防災グッズ
非常食・防災グッズ 防災のセレクトショップ SEI SHOP セイショップ
メルマガ登録バナー
E-mail
お名前
※メールアドレスと名前を入力し読者登録ボタンで購読

アーカイブ