![書籍『将来之宗教』に記された佐治実然の格言 (日本ユニテリアン協会会長)[今週の防災格言122]](https://shisokuyubi.com/wp/wp-content/uploads/2017/12/bousaikakugen.jpg)
『 垣根よりは壁、壁よりは畳、畳よりは夜具、夜具よりは食物。 』
佐治實然(1856〜1920 / 宗教家 日本ユニテリアン協会会長 平民社相談役)
佐治實然(さじ じつねん / 佐治実然)氏は、兵庫の真宗大谷派・円覚寺の次男に生まれ、幼少時から漢学や数学に没頭、19歳のとき兄が亡くなったため、やむを得ず住職を継ぎ、京都に出て東本願寺僧侶として仏教伝道に携わる。
東本願寺宗政トップが石川舜台(いしかわ しゅんたい / 1842〜1931)師から渥美契縁(あつみ かいえん / 1840〜1906)師に変わり、反渥美宗政の全国運動が教団内部で起ると、渥美宗政に離縁状を出し、改革派として活動した後、神田佐一郎(ユニテリアン教会・惟一館)氏の誘いでユニテニアン(キリスト教系)に転向する。ユニテリアン協会のリーダーの一人として現代科学や近代思想と仏教教義の融合に腐心し「仏教的ユニテリアン」と言われるほど仏教に近い立場をとった。
格言は書籍『将来之宗教』(1903(明治36)年 新仏教徒同志会編)より。
■「佐治実然」に関連する防災格言内の主な記事
南条文雄 (仏教学者・真宗大谷派僧侶)(2016.10.10 防災格言)
内村鑑三(2014.12.29 防災格言)
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