編集部では読者アンケート調査「教えて!あなたの家の防災対策」(※現在開催中)を実施して、日頃から行っている災害対策についてのご意見を広く募集しました。たくさんのご回答の中から、皆さまにとって有益で参考になるご意見を毎週ピックアップしてご紹介してまいります。今回は、四国地方にお住いの SMATU さんの災害対策をご紹介します。
■ 教えて!あなたの家の防災対策 アンケート ■
【回答 No.08】SMATU 様(40歳代)
【回答 No.08】SMATU 様(40歳代)
[回答者名] | |
SMATU 様 |
[性別 ・ 年齢 ・ 居住地域 ・ 世帯人数] | |
不詳 / 40~49歳代 / 四国地方(香川、徳島、高知、愛媛) / 2人暮らし(介護) |
[居住環境] | |
[想定している災害] | |
[アンケート回答]
・今は賃貸です。
冷蔵庫の転倒防止のため、上側にダンボールをいくつも重ねて天井までの隙間を埋めています。
家具も転倒防止用のバー(100均)を敷いています。
テレビや電子レンジの脚には耐震用のジェルを敷いています。
食器棚の中には食器がスベらないようにマット(100均)を敷いています。
・ベッドの下に新品のスニーカーを置いて、ベッド横には懐中電灯を準備しています。
・近々、家を建てる事になり、防災を念頭に「ハザードマップ・地盤状況を確認しながらの土地探し」「在宅避難ができる家づくり(太陽光発電、蓄電池、耐震等級3の躯体、冷蔵庫やテレビは壁固定できるように壁を補強、新しい家具は背が低いものを購入予定)」を実践しています。
・手持ちのカバンの中に入れて持ち歩いているもの・・モバイルバッテリー、マスク、のど飴と個包装されたお菓子を少量、ウェットティッシュ
・電池式・充電式兼用のライト付きラジオを備えています。
・非常袋は作っていますが、更新していないので古いまま、季節感ないままになっています。
●転倒防止策
冷蔵庫の転倒防止のため、上側にダンボールをいくつも重ねて天井までの隙間を埋めています
大きめの家電や家具などの転倒防止を考えるのはとても良いことです。
ダンボール箱の強度がちょっと心配ですが、身近な“ダンボール”を使う発想は素晴らしいですね。
ダンボール箱は、強度が弱く、変形しやすく、箱を上下に重ねていると揺れで箱が滑って落下する恐れもあります。
できるだけ天井までの隙間を無くして密着させた方が転倒防止効果は高いと言われています。
家具も転倒防止用のバー(100均)を敷いています
恐らく「ふんばる君」という商品か、類似の製品かなと思います。
賃貸物件では、壁にネジで固定する訳にもいかないので、家具固定の代用手法としてはとても良いですね。
専用の商品でなくても、家具の足元を持ち上げてダンボール等を挟み込み、壁側に少しの角度をつけて家具を傾けるだけで、転倒防止の効果は飛躍的に高まります。
その他、耐震ジェル、すべり止めのマットなど基本を抑えております。
●寝室の備え
ベッドの下に新品のスニーカーを置いて、ベッド横には懐中電灯を準備
地震による家の損壊から怪我せず素早く避難行動を、ということで、無防備で長時間すごす寝室に足を保護するための靴やスリッパなどを常に備えておく、なかなかできることではありません。凄いですね。
老婆心ながら、懐中電灯の電池切れ、液漏れ(使わないまま電池を入れっぱなしだと液漏れして壊れることもあります)に気を付けましょう。
●近々、家を建てる事になり…
“ハザードマップ・地盤状況を確認しながらの土地探し”、“在宅避難ができる家づくり(太陽光発電、蓄電池、耐震等級3の躯体、冷蔵庫やテレビは壁固定できるように壁を補強、新しい家具は背が低いものを購入予定)”。
凄いですね。家を建てる前に、これだけの事を考えて実践していくのは、なかなか難しいものです。ぜひ見習いたいものです。
防災は、こうした見えない所にお金(コスト)がかかるものです。
一番安心できる新居になるだろうと思いますので、早くに引っ越しできると良いですね。
●カバンで持ち歩いているもの
モバイルバッテリー、マスク、のど飴と個包装されたお菓子を少量、ウェットティッシュ
ただの飴でも良いと思いますが…なぜ“のど飴”なのかがちょっと気になりました。
色々と、カバンに入れて普段から持ち歩かれている、防災意識が高くいらっしゃいます。
たいへん良い心掛けで、見習いたいですね。
●非常袋
“非常袋は作っています”と書いてありましたので、普通のバッグにご自分でグッズ類を入れて用意されている、ということですね。
市販の非常袋を買うのではなく、自分の身体に合った持ち運びやすいバッグを選んでいる、という点が、たいへん良いですね。
“更新していないので古いまま、季節感ないまま”というのは、よくあることです…。
ここで見習うべき点は、季節に合わせてバッグの中身を変えるということですね。確かに、冬と夏では、対策と準備すべきモノが違ってきます。
・家具転倒防止安定板「ふんばる君」
家具の下に敷くでだけで、家具の滑り出し・転倒を防止するこのジャンルの定番の老舗製品です。ニトムズ(日東電工グループ)「家具転倒防止 ふんばる君90」 (エコ得パッケージ/ねじ・くぎ不要 長さ90cm)は税込890 円。サイズは、60cm、90cm、120cm、150cmとあります。
URL:https://amzn.to/3L6NISq [amazon.co.jp]
・耐震ジェル・耐震マット
地震による揺れから家具の転倒・落下・移動を防止することが必要です。理想的にはL型金具等で壁にネジ止めするのが望ましいですが、ネジ止めが難しい場合には、突っ張り棒や粘着系マット(耐震ジェル・耐震マット)を使う方法もあります。一例として、SOSOYOKI「耐震マット・プレミアム 超強力タイプ 耐震度7 クリア 8枚入り」は税込1,180 円
URL:https://amzn.to/345Ssae [amazon.co.jp]
・ウェットティッシュ(除菌シート)
例として、ビオレu 全身すっきりシート <徳用> 10枚入×2個セットで税込434 円
URL:https://amzn.to/3HbBuFF [amazon.co.jp]
・モバイルバッテリー(スマホ用)
スマホやiPad等の予備電源として、軽く持ち運べるバッテリーは日頃から重宝し、もちろん災害時にも活用できます。最近は海外製(主に中国製や台湾製)の大容量バッテリーがかなりの低価格で販売されています。一例として、DeliToo【26800mAh超大容量モバイルバッテリー】は、税込2,980 円
URL:https://amzn.to/33TrfaH [amazon.co.jp]
・多機能な防災ラジオ(ライト・バッテリー搭載)
各社からたくさんの種類が発売されています。例で紹介している製品は、AM/FMラジオ、LEDライト、スマホ充電機能(USB出力)、リチウムイオンバッテリー(4000mAh)、ソーラー充電、手回し充電、単4乾電池という、乾電池以外にも本体充電方法が複数あります。この「Geum多機能防災ラジオ」は、税込5,380 円
URL:https://amzn.to/3ojFqMX [amazon.co.jp]
・不織布マスク:アレルキャッチャーマスク
「アレルキャッチャーマスク」は、大和紡績・信州大学・科学技術振興機構の産学官連携で生まれたフタロシアニン(エアコンのHEPAフィルターなどに使われているもの)を使った匂わない不織布マスク。マスク性能(BFE99%、VFE99%、PFE99%)の他に、消臭・抗菌・抗アレルギーの機能が付いたとても、日常から災害時まで使える汎用性、高機能でコスパ高、個人的に最もおススメしている不織布マスクです。サイズL/M(30枚入/個包装)で税込2,200 円
URL:https://www.seishop.jp/shopdetail/000000000835/
―――さて、
アンケートは引き続き回答を募集しております。
皆様のご協力をお願いいたします。
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