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社会情勢を踏まえ備蓄量を最低2年に増やし光熱費対策も実践 ~ 神奈川県小田原市の 匿名 さん(60代男性)の災害対策【わたしの防災対策#58】

time 2023/07/03

社会情勢を踏まえ備蓄量を最低2年に増やし光熱費対策も実践 ~ 神奈川県小田原市の 匿名 さん(60代男性)の災害対策【わたしの防災対策#58】


編集部では読者アンケート調査「教えて!あなたの家の防災対策」(※回答募集中)を実施して、日頃から行っている災害対策についてのご意見を広く募集しました。たくさんのご回答の中から、皆さまにとって有益で参考になるご意見を毎週ピックアップしてご紹介してまいります。今週は、第1回第17回第26回でご紹介した神奈川県小田原市の 匿名 さんから1年ぶりにご回答を頂き、この1年で新たに追加実践した対策をお知らせいただきました。


 

■ 教えて!あなたの家の防災対策 アンケート ■
【回答 No.58】匿名 様(60歳代・男性)

[回答者名]
匿名 様

[性別 ・ 年齢 ・ 居住地域 ・ 世帯人数]
男性 / 60~69歳代 / 関東地区(神奈川県小田原市) / 2人暮らし

[居住環境]
戸建て(2階) 住宅地 海沿い 川沿い
[想定している災害]
地震 台風 大雨洪水 津波 火山噴火 食糧危機・飢饉 戦争・紛争

[アンケート回答]

(Q1.何に備えていますか?)

地震、津波、噴火、台風、食糧危機、紛争、小田原の住宅街に老母と2人暮らし。

 
(Q2.どんな備えをしていますか?)

お久しぶりです。

自然災害に加えて、ここ一年の国際情勢、それに付随しての国内情勢(物価高騰、サプライチエーンの困窮、品不足、光熱費等の高騰、虫食の出現、全て相互に関連していると思いますが…)に鑑みまして新たに追加実践していますことをお話させていただきます。

備蓄の期間を数か月から最低2年分くらいまで伸ばしました。(保管状況を考えこれが限界かなと思います。)

【1】
食に対する備蓄対策の考えは以前と変わりませんが、新たに、缶詰(肉類、豆類、卵)を追加し、肉類は、SPAM、コンビーフハッシュ(ジャガイモも一緒に摂れますので)、メイフェアのシチュー(野菜たっぷりです)、キャンベル濃縮スープ、ウズラ缶、ミックスビーンズ缶、そして、海外製品なので、入手、在庫、が心配でしたが、オーガソンファーム(Augason Farms)のスクランブルエッグ缶、チーズパウダー缶、ピーナッバターパウダー缶、を加えました。

米は既存の60kgを柿渋袋に入れ替え、米に加え、パスタ類も同等数追加しました。

缶詰に加え肉類野菜は入手出来るうちにベーコン、と袋入りの刻み野菜を冷凍し少しづつローリングストックして使っています。

果物類は、やはり海外製品のフリーズドライを備蓄しました。

【2】
光熱費対策、飯盒(自衛隊式2型)を購入しまして、固形燃料と併用しまして、中蓋に食材を入れ、蒸し煮、蒸し焼きで調理してみましたところ小人数では充分対応できましたのでこれ以来調理にガスは使用していません。

除湿機を購入しましたので、たまった水は生活用水か、災害時は浄水しての使用も考えています。

電源はポータブル電源を追加購入。

手動式ポータブルシャワー(17リットル)も購入してこちらも災害用を兼ねて簡単な手洗いなどに使用しています。

テント、室内の寒さ対策にポータブルテント、持ち出し用にSnugpak(スナグパック)のテントを追加しました。

 

■ 編集部よりコメント

4度目のご回答をいただきました。

小田原の匿名様は、ご回答の度に、新しい備えを実践され、また同時に、その期間に追加購入されたり試された防災グッズ類もご紹介下さっています。



総評すると、災害対策用に揃えた道具類を、普段の生活から使っている、という点がたいへん素晴らしいです。
この方が凄いのは、以前のアンケート回答の際にも書きましたが、災害でどうなるのかを想像した上で、何が必要かを考え、できるだけ普段の生活を続けられるようご自身で工夫をされていることです。

普段使っている道具なら、災害時に「使い方が分からない」とはなりません。
大事なポイントは、災害時に困らないために、防災用品は買ったら終わりではなく使用してみましょう!ということになります。

例えば、味の好みが人によって異なる食べ物の場合ならば、まずは試食をして味を確かめ、備蓄した後は調理方法を知るために一度作ってみることが重要です。どんな味で、どんな料理で、その調理方法を知っていれば、いろんな想定外のケースであっても、様々な応用が利くからです
例えば、違う調理法を試すとか、何かの食材を加えて美味しく食べてみる、とか応用できることはたくさん考えられますが、これはどんな食べ物かを知っていないとすぐには対応することが困難でしょう。
機械や道具やグッズの場合も基本同じです。普段使ってないと使えないかもしれませんし、道具の特徴を知らないときちんと機能しないかもしれません

皆さんも、匿名さんの回答を参考にしましょう。

 

●食について

お久しぶりです。

ちょうど1年ぶりですね。
またのご参加をいただきましてありがとうございました。

備蓄の期間を数か月から最低2年分くらいまで伸ばしました。(保管状況を考えこれが限界かなと思います。)

「物資の備蓄」を中心とした備えの場合、想定日数を増やした分、当然、ボリュームも増えますので、家の広さと置き場所の関係で限界はございますね。
一軒家でお二人暮らしですから、マンションや人数の多いご家庭に比べれると、スペースの余裕はあるのでしょうが…しかし、2年はとても凄いことです。立派なプレッパーですね。

新たに、缶詰(肉類、豆類、卵)を追加し、肉類は、SPAM、コンビーフハッシュ(ジャガイモも一緒に摂れますので)、メイフェアのシチュー(野菜たっぷりです)、キャンベル濃縮スープ、ウズラ缶、ミックスビーンズ缶、そして、海外製品なので、入手、在庫、が心配でしたが、オーガソンファーム(Augason Farms)のスクランブルエッグ缶、チーズパウダー缶、ピーナッバターパウダー缶、を加えました。

様々な食材を取り揃え、単にカロリーなどだけではなく、食事(食事は文化です)として満足のいくものを備蓄されるように進化されています。
栄養にも配慮されているのでしょうね。災害後の健康の維持を考えるのは大切なことです。

余談ですが、ウナギの蒲焼が好きで、第二次世界大戦で疎開する際に、大量の蒲焼の缶詰を備蓄した歌人・斎藤茂吉を思い出しました。

一般的に熱殺菌された缶詰は、3年程の賞味期限が設定されていますが、実際にはもっと持つとされています。(食べるのは自己責任ですがね…)
1年から3年ほどの賞味期限のスパムやコンビーフハッシュ、メイフェアなどの海外食品も一般的な日本の缶詰と同じでしょう。

オーガソンファーム(Augason Farms)のフリーズドライ単品食材(並行輸入品)については、以前、私の方からご紹介したものですね。さっそく購入され、試されていらっしゃるのはさすがですね。
毎度の補足解説となりますが、並行輸入の食品は、日本国内の品質保証(どういう輸送がされて輸入されたか分からない)がないことや、添加物(海外では認可されていても日本では未認可の添加物が入っていたりする)の問題などもあるので、あくまでも全てに自己責任となります。

米は既存の60kgを柿渋袋に入れ替え、米に加え、パスタ類も同等数追加しました。

凄い量です。
コメ60kg=1俵(1人1年分)とされていますので、2人家族だと半年分となりますが、実際には半年分以上の量となるでしょう。
精米後はカビや虫がわきやすいので数ヶ月で食べるように言われていますが、精米前の状態なら1年は持つとされています。
パスタも製造から5年は保存できます。

パスタは、実は我が家(編集主幹)でも、15kgまとめ買いで毎回ローリングストックしています。普段食べながら、もしもの際の備蓄にもなると思ってのことです。パスタ好きでしたら、パスタ備蓄はおススメです。

缶詰に加え肉類野菜は入手出来るうちにベーコン、と袋入りの刻み野菜を冷凍し少しづつローリングストックして使っています。

野菜などの生鮮食材については、もし日常的に古いものから消費する生活サイクルをしていらっしゃるのであれば、個人的な見解としては、できれば新鮮なものから食べられた方が良いかなと思ったりします。
備蓄の目的は決して悪いことではないので、日常生活においては、災害の発生頻度と毎日の食生活による健康度合いを場合分けされると良いかなと思います。冷凍して備蓄に供するものもあるけど、買ってはすぐ食べるものもある…などでしょうか。難しいですね。個人的な意見ですいません。

果物類は、やはり海外製品のフリーズドライを備蓄しました。

単品食材の備えが凄いですね。
ドライフルーツなどを併用するのも良いかもしれませんね(そんなに持たないかもしれませんが)。
アメリカのフリーズドライだと、料理ものだと日本人に合わない様なものも割と多いと個人的に思いますが、ほうれん草などといった野菜や果物の単品食材はよくできています。これらは水で戻した後に和え物にしたりと料理に使います。

光熱費対策

光熱費対策、飯盒(自衛隊式2型)を購入しまして、固形燃料と併用しまして、中蓋に食材を入れ、蒸し煮、蒸し焼きで調理してみましたところ小人数では充分対応できましたのでこれ以来調理にガスは使用していません。

光熱費対策が凄いですね。
「へー」と素直に感心しました。

何が凄いかというと、普段からこの対策をしているという所です。

手動式ポータブルシャワー(17リットル)も購入してこちらも災害用を兼ねて簡単な手洗いなどに使用しています。

「災害用を兼ねて」とあるので、こちらも普段の生活から使われているということですね。凄いです。

 

 

■ 今回、匿名 さんから紹介頂いた防災グッズ

ホーメル スパム ランチョンミートレスソルト 340g×4個
・【缶詰】SPAM(スパム):賞味期限は製造から3年ほど
アメリカのホーメル食品が1937年から販売するポークランチョンミート(豚肉)「SPAM(スパム)」は、アメリカを代表する肉の缶詰です。「ホーメル スパム ランチョンミートレスソルト 340g×4個」は税込2,546円


URL:https://amzn.to/430AxtX [amazon.co.jp]

ホーメル コンビーフハッシュ80g×24缶
・【缶詰】コンビーフハッシュ:賞味期限は製造から3年ほど
ポテトが入ったコンビーフ(牛肉の塩漬け)がコンビーフハッシュです。アメリカではとてもポピュラーな食品ですが、日本では沖縄県でのみ普及しているのだそうです。「ホーメル コンビーフハッシュ80g×24缶」は税込4,653円


URL:https://amzn.to/445ZLYX [amazon.co.jp]

メイフェアビーフシチュー(ビーフ&ベジタブルスープ) 325g×24個
・【缶詰】MAYFAIR(メイフェア):賞味期限は製造24ヶ月(2年)
MAYFAIR(メイフェア)は、沖縄県のみで普及しているシチュー缶で、牛肉、ジャガイモ、ニンジン、トウモロコシ、グリーンピースなど具だくさん。沖縄県では進駐軍時代から食べられているものらしいです。製造は米国ハインツ社(HEINZ)のハインツ・オーストラリアらしく、沖縄の湧川商会が輸入業者ですが、そもそもハインツにMAYFAIR(メイフェア)というブランド展開は無いので、恐らく湧川商会さんのOEMブランドなのかなとも思えます。良く分かりません。「メイフェアビーフシチュー(ビーフ&ベジタブルスープ) 325g×12個」は税込5,900円


URL:https://amzn.to/437vTuf [amazon.co.jp]

キャンベル 4種4缶入 アソートセット(コーンポタージュ クラムチャウダー クリームマッシュルーム クリームパンプキン)
・【缶詰】Campbells(キャンベル・スープ社):賞味期限は製造から2年
アメリカ合衆国の老舗シチュー缶詰と言えばキャンベルです。個人的にもキャンベルのクラムチャウダーは好物です。「キャンベル 4種4缶入 アソートセット(コーンポタージュ クラムチャウダー クリームマッシュルーム クリームパンプキン)」は税込1,503円


URL:https://amzn.to/3PwhxQS [amazon.co.jp]

SSK うずら卵水煮 EO・SS2号缶 45g×6缶
・【缶詰】うずら卵水煮(清水食品):賞味期限は製造から37ヶ月
うずら卵の水煮缶詰は、幾つかのメーカーから販売されています。清水食品(SSK)の製品は国産ウズラを国内製造した缶詰で、1缶に卵6個入りです。賞味期限は37ヶ月なので3年ちょっとです。「SSK うずら卵水煮 EO・SS2号缶 45g×6缶」は税込1,128円


URL:https://amzn.to/441SKsc [amazon.co.jp]

いなば 毎日サラダ ミックスビーンズ食塩無添加 110g×24缶
・【缶詰】ミックスビーンズ(いなば):賞味期限3年
ミックスビーンズ缶詰は各社から色々と出ています。参考までに「いなば 毎日サラダ ミックスビーンズ食塩無添加 110g×24缶」は税込2,912円


URL:https://amzn.to/3r8efci [amazon.co.jp]

Augason Farms Scrambled Egg Mix 36 oz #10 Can by Augason Farms

・備蓄食:オーガソンファーム(Augason Farms)*並行輸入品*
オーガソンファーム(Augason Farms)はアメリカ合衆国ユタ州のソルトレイクにある備蓄用の食材(特に単品食材に強い会社というイメージがある)の老舗フリーズドライヤーの一つです。ユタ州は末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)の聖地ですから食糧備蓄が教義的にも推奨されています。食品の並行輸入ということで、日本に恐らく代理店になるような会社は存在しないため、賞味期限や製品品質を求めるのはかなり難しいかもしれませんが、正缶ならば10年は保存できるのだろうと思います。一例として、オーガソンファーム(Augason Farms)「スクランブルエッグ#10(大缶)31食分」は税込14,700 円

URL:https://amzn.to/44Rgct8 [amazon.co.jp]

米が3年保つ米袋屋 High Standard Bag 10㎏用×3枚(柿渋ハッスイ米袋)

・柿渋袋
古来から天然成分の柿渋(柿タンニン)が防腐・防虫・抗菌・消臭の効果があるとされ、柿渋は古くは奈良の法隆寺の木材の防腐剤としても使われたと伝わっています。その柿渋を米袋に使うと常温で3年はお米が保存できるのだそうです(興味深いので科学的論文や食材の柿渋保管について歴史文献なども知りたいところです)。これは、毎日食べるお米なので、缶に密閉してしまう備蓄法よりも取り回しの効くため、ローリングストックに良いアイデア方法かもしれません。一例として「米が3年保つ米袋屋 High Standard Bag 10㎏用×3枚(柿渋ハッスイ米袋)」は税込2,400 円

URL:https://amzn.to/3CQkHr8 [amazon.co.jp]

自衛隊飯盒2形レプリカ

・飯盒(自衛隊飯盒2型)
飯盒は野外調理用の携帯用炊飯器兼食器の総称で、英語ではメスチン(messtin)ですから世界中で愛用されているキャンプ道具です。自衛隊式なんてのも売っているんですね。おしゃれです。「自衛隊飯盒2形レプリカ(シルバー 2合)」は税込15,990 円

URL:https://amzn.to/443ceMZ [amazon.co.jp]

Esbit(エスビット) 固形燃料ミリタリー12タブレット(※普通の固形燃料よりも保存安定性はこの製品のが高い)
・固形燃料:Esbit(エスビット)
エスビットは、高山や氷点下でも安定した燃焼(熱効率7,000kcal/kg)が特徴の固形燃料。14gの製品なら12分間燃焼する。一般的な固形燃料は経年劣化しやすいので、防災備蓄するならば保存安定性が高いエスビット社の固形燃料が長期保存には良いかと思います。特に個包装の「ミリタリー12タブレット」はお奨め。Esbit(エスビット) 固形燃料 ミリタリー12タブレット(14g×12個入り)で税込1,200~1,400 円ほど

URL:https://amzn.to/46rfuUa [amazon.co.jp]

タカギ(takagi) アウトドア用品 アウトドアポンプ 電池いらず A122
・手動式ポータブルシャワー(タカギのアウトドアポンプ)
手動のシャワーは各社から色々と販売されています。一例として、市販のポリタンクにセットするだけの手軽な空気圧ポンプでシャワーができるというアイデア商品。「タカギ(takagi) アウトドアポンプ(電池いらず)A122」で税込1,900 円(*ポリタンクはついてませんので別途用意しましょう)

URL:https://amzn.to/3CUKSNu [amazon.co.jp]

Snugpak(スナグパック) スコーピオン2 オリーブ 2人用 ミリタリー テント インナーテント 防風 耐水圧5000 キャンプ 登山 ツーリング (日本正規品)
・テント:Snugpak(スナグパック)
イギリスのアウトドアブランド「Snugpak(スナグパック)」は、軍用品質の耐久性に優れ高機能なシュラフやウェアを製造している会社です。「Snugpak(スナグパック) スコーピオン2 オリーブ 2人用 ミリタリー テント インナーテント 防風 耐水圧5000 キャンプ 登山 ツーリング (日本正規品)」で税込46,200 円

URL:https://amzn.to/3NRPBWq [amazon.co.jp]

 

 

―――さて、

アンケートは引き続き回答を募集しております。

皆様のご協力をお願いいたします。

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