ロシアなどの核の脅威に備えて ～東海地方の katsu さん（60代男性）の災害対策【わたしの防災対策#48】

道具一式

今回のアンケート企画で、初めて「核の脅威」に備えている人のご回答となります。

ただ、もう少し詳しく備えている道具類などを教えて頂けると、皆さんに役立つので嬉しいです。追加でコメントがあればぜひ再度のアンケート回答欄からお寄せください。

放射線マスク・防護服が知りたい

「WACマスク（ワックマスク）」は福島原発事故の際の作業員の建屋の空気清浄フィルター（東京大学と連携して開発されたフィルター）を作っている株式会社ワカイダエンジニアリングさんが製造した放射性ガス専用のマスクです。マスクで鼻や口を覆って体内に放射性ヨウ素や放射性セシウムが侵入するのを防ぐのが目的の用品です。

放射線災害では二段階避難（自宅から身を守れる場所へ、身を守れる場所から政府などが用意する安全な地域へ、などと2回に分けて避難する）が基本となりますので、主としては、一段階目となる最初の避難時に内部被爆を避けるために使用するマスクとなります。最初の避難では、安定ヨウ素剤とWACマスクを併用するのが望ましいとされていますが、マスクだけでもあると安心でしょう。フィルター部に放射性物質を吸着させるため、汚染したマスク自体が放射線を発することになりますので、第一段階の避難が終了した時点で普通ゴミとしてマスクは処分されるというのが想定使用方法です。

…それ以外では、個人的に使ったことが無いので、余り詳しくありません。

ですが、情報として、個人的なことを書きます。

エックス線の防護服については医療用を探せばすぐに見つかると思います。
ですが、ガンマ線や中性子線の防護服は基本的には無いと思って良いでしょう。
というのも放射線の遮蔽能力を持った遮蔽物が物凄い重量や厚みになってしまうので服として着る事が困難と思われるためです。
そのため放射線の災害についての防護服は、放射線を防護するというよりも、放射性ガスの付着・侵入・拡散を防ぐための使い捨てのレインコートの様なものがあれば良いかと思っています。

これについては、気密性の高いレインコートとガムテープなどを使って隙間を埋める方法を取るなどすれば良いと思うので、何も専門メーカー（BCPテロ用の防護服など）のものを揃える必要性はないかなと個人的には考えます。
重要なのは、強毒性の感染症対策と似ていますが、汚染した衣服などをどのタイミングで処分するか、という方が大事かなと思います。
大事なのは、放射性のチリやホコリなどを家に持ち込まない導線づくりということですね。

下に参考までにいくつか製品をリンクしますが、3M（スリーエム）や重松製作所は工場などでの化学防護服・マスクなどではとても有名なメーカーさんです。