編集部では読者アンケート調査「教えて!あなたの家の防災対策」(※回答募集中)を実施して、日頃から行っている災害対策についてのご意見を広く募集しました。たくさんのご回答の中から、皆さまにとって有益で参考になるご意見を毎週ピックアップしてご紹介してまいります。今週は、東北地方の 匿名 さんのコメントをご紹介します。
■ 教えて!あなたの家の防災対策 アンケート ■
【回答 No.56】匿名 様(60歳代・女性)
【回答 No.56】匿名 様(60歳代・女性)
[回答者名] | |
匿名 様 |
[性別 ・ 年齢 ・ 居住地域 ・ 世帯人数] | |
女性 / 60~69歳代 / 東北地区(青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島) / 3人暮らし(要介護) |
[居住環境] | |
[想定している災害] | |
[アンケート回答]
(Q1.何に備えていますか?)
昨今の台風や集中豪雨、記録的な暑さや突然の豪雪等に対応可能な地域への移住と対応住居。
関東、東海、南海沖地震直後の流通麻痺への対応として十分な備蓄。
(Q2.どんな備えをしていますか?)
1・食料と飲料水及び生活水の備蓄→家族分プラス1人分の非常時用保存食の備蓄を一ヶ月分。食材の備蓄として家庭菜園作り。
2・薪ストーブ設置し薪の備蓄を用意。さらに、普段のシステムキッチン以外に、竈とビザ窯を設置済。
3・その他、簡易トイレ防災用品を始めとした非常時の日常家庭用品の備蓄。
移住されたとのお話がありましたが、ご家族の介護のこともあって引っ越しをされたのかもしれません。
災害対策(防災)の中では、一番最初に考えることは、住んでいる場所が安全かどうかを調べ、もし危険なら「住む場所を変える」という選択を考えることです。
匿名さんのケースでは、風水害や、暑さ寒さに対応できるよう暮らしやすさといったことを総合的に判断して移住(引っ越し)を決断されています。見習うべき視点だと思います。
食材の備蓄として家庭菜園作り。
この「家庭菜園」には、いつも新鮮で美味しいものが食べられるといった本来の家庭菜園の目的も含まれてはいうのでしょうが、匿名さんが凄いのが明確に「食糧備蓄」を目的として家庭菜園をしいる点です。
目的が「備蓄」であれば、それは「備蓄」になります。オーガニックとか美味しい野菜が食べたい、とか、食材のコストを下げたい、ではなく、備蓄を目的に家庭菜園をしているのです。
田舎ですから、土地も広いでしょうし、きっとものすごい収穫量が見込めるのでしょう。自給自足生活ということですね。
日常生活の中に、防災力向上の意図があるということになりますので、とても良いですね。
1・食料と飲料水及び生活水の備蓄→家族分プラス1人分の非常時用保存食の備蓄を一ヶ月分。
ポイントは「飲料水」と「生活水」を切り分けている考えている点です。考え方がとても優れています。
「家族分プラス1人分」とありますが、これは、他人に分け与える事を考えている、もしくは、誰かもう一人分くらいの余剰があると安心…と考えてのことでしょうか? 何で「+1人」なのだろうかと単純に思いました。
2・薪ストーブ設置し薪の備蓄を用意。さらに、普段のシステムキッチン以外に、竈とビザ窯を設置済。
これも素晴らしいです。
「竈(かまど)」と「ビザ窯」を設置することで都市ガス(災害時に止まる)から独立した燃料があるということになります。サステイナブルな家です。すごいですね。
…しかし、竈は、アウトドア用とかの簡易的な竈でしょうか、もしかすると自宅に土間のある家ということでしょうかね。そうすると家の作りからして違いますね。
3・その他、簡易トイレ防災用品を始めとした非常時の日常家庭用品の備蓄。
「日常家庭用品の備蓄」とは、生活用品を備蓄している、ということですね。
―――さて、
アンケートは引き続き回答を募集しております。
皆様のご協力をお願いいたします。
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