チリで発生した大地震の影響で、昨日、長時間にわたって日本の沿岸に 津波警報(三陸沿岸に大津波警報) が発令され、各地の交通機関も安全のため停止するなどしました。
一部に冠水もあったようですが、幸い大きな被害はありませんでした。
それ故に、一部で、今回の警報を非難する声があると聞きます。
過去、昭和35(1960)年のチリ地震津波では、日本全国の死者122人、行方不明者20人、重軽傷者874人という甚大な被害を出しました。
このとき、三陸沿岸で最大6m、御前崎で4m、四国高知で3m、沖縄本島で3mの波高を記録しました。
宮城県志津川町では、5mの津波が防波堤を越え1kmも内陸まで押し寄せ死者34人、行方不明3人、重軽傷560人、全壊・流出1,127棟の大被害となりました。
また、6m近い津波を受けた岩手県大船渡市でも犠牲者50人という痛ましい災害となりました。
また、明治10(1877)年にもチリ地震津波により千葉県で死者を出していますし、享保15(1730)年のチリ地震津波でも宮城や岩手で小被害がありました。
遠隔地で発生した地震津波というものは、波高が低くなだらかな波形のものが多いのですが、波はゆっくりと町の奥深くまで押し寄せるという特徴があります。
逆に、平成5(1993)年の北海道南西沖地震津波(奥尻島で波高29mを記録)のように、近海の地震津波は、波高が高く、早い波が一気に襲う特徴があります。
津波は予測が難しく、同じ場所の津波でも、波の方向やその地形によって大きさが何倍にもなったりします。
さて、私(店長)はというと、前日から逗子の実家におりました。
横須賀方面に両親と出かける予定でいたのですが、急遽、予定を取りやめ、昨日は、一日中家で過ごしました。
皆さまには、今回の経験がよい教訓と捉えていただければと願っております。
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