『 勇怯の根本と申候は、天命を知ると知らぬとに落着仕候事にて御座候。 』
荻生徂徠(1666〜1728 / 江戸中期の儒学者・思想家 古文辞学派の祖)
格言は「答問二則」より。 口語訳『 勇気や怯えることの根本とは、結局、天命を知るか知らないかに帰する 』。
5代将軍・徳川綱吉の侍医・方庵の子として江戸二番町に生まれた荻生徂徠(おぎゅう そらい)は、日本橋茅場町に私塾を開き、太宰春台(だざい しゅんだい / 1680〜1747)、服部南郭(はっとり なんかく / 1683〜1759)ら多くの門弟を輩出。徂徠が興した徂徠派(古文辞学派=こぶんじがくは)と呼ばれる学派は、仁は伊藤仁斎、政治は熊沢蕃山、学問は荻生徂徠と奉られるほど江戸の儒学を一変させ、その後の国学に多大な影響を与えた。
荻生徂徠
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