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《新型インフルエンザ書評【15冊目】》野口晴哉 著「風邪の効用 (ちくま文庫)」(筑摩書房 2003年)

time 2009/09/29

《新型インフルエンザ書評【15冊目】》野口晴哉 著「風邪の効用 (ちくま文庫)」(筑摩書房 2003年)

著者曰く「熱がある咳が出るから大変と思う心が病気だ」

野口整体の創始者である著者が、風邪に対する持論と治癒法を解説する。



風邪の効用 (ちくま文庫)

おススメ度:★★★★☆

著者によれば、風邪は体の偏りを正す調整作用だから、治療しないで経過させる。

体に悪いところがあると、体が風邪を引いてそれを正すと言う訳だ。

確かに、人間の体には免疫システムが存在し、交感神経と副交感神経のバランスが良ければ、免疫が良く働き、病気にならない事が知られている。

本書では、風邪で体の調整をし、癌や麻疹、猩紅熱(しょうこう熱)までも治してしまう。

残念ながらインフルエンザについての記述は無い。

しかしながら、背骨で呼吸をして、気を通しながら体を調整して、42度から45度のお風呂につかって汗をちゃんと流していれば、風邪もインフルエンザも、それほど恐れないでも良い様に思えてくるから不思議だ。

どんな病気も自然と治る、我々の体内にはそんな調整機能がある。熱がある、咳が出るから大変と思う心が病気だと著者は言う。

初出:2009年09月29日

          


















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