著者曰く「熱がある咳が出るから大変と思う心が病気だ」
野口整体の創始者である著者が、風邪に対する持論と治癒法を解説する。
おススメ度:★★★★☆ |
著者によれば、風邪は体の偏りを正す調整作用だから、治療しないで経過させる。
体に悪いところがあると、体が風邪を引いてそれを正すと言う訳だ。
確かに、人間の体には免疫システムが存在し、交感神経と副交感神経のバランスが良ければ、免疫が良く働き、病気にならない事が知られている。
本書では、風邪で体の調整をし、癌や麻疹、猩紅熱(しょうこう熱)までも治してしまう。
残念ながらインフルエンザについての記述は無い。
しかしながら、背骨で呼吸をして、気を通しながら体を調整して、42度から45度のお風呂につかって汗をちゃんと流していれば、風邪もインフルエンザも、それほど恐れないでも良い様に思えてくるから不思議だ。
どんな病気も自然と治る、我々の体内にはそんな調整機能がある。熱がある、咳が出るから大変と思う心が病気だと著者は言う。