
パンデミックが終わった、と感じさせる本でした。
サイエンスホラー「パラサイトイブ」で有名な著者が、新型インフルエンザ・パンデミックの研究で最もホットな研究者達を個別にインタビュー。いったいパンデミックとは何だったのか?を問いかける。
おススメ度:★★★☆☆ |
スペインインフルエンザの研究者を追った著作はあるものの、21世紀のパンデミックを追った日本の科学者達にスポットライトあてた作品は珍しい。
父親がシアル糖鎖を研究しつづけた研究者であった事が、他の作品では見られないインフルエンザへの視点となっている。
本書は、日本における21世紀のパンデミックを正しく後世に伝える歴史書である。
世界をリードする日本の研究者達のインフルエンザウィルスとの闘いは、まだまだ続いている。