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東芝を創った大田黒重五郎が遺した格言[今週の防災格言231]

time 2012/05/14

東芝を創った大田黒重五郎が遺した格言[今週の防災格言231]


『 私は常に至誠通天しせいてんにつうずと云ふ事を確信してゐる。一腔いっこう赤誠せきせい披瀝ひれきつくさば天下てんか何事なにごとかならざらんやである。 』

大田黒重五郎(1866〜1944 / 実業家 芝浦製作所(現東芝)専務)

至誠通天(しせいてんにつうず)は、誠を尽くせば、願いは天に通じるの意。
赤誠(せきせい)は 少しもうそや偽りのない心。
披瀝(ひれき)は、包み隠さずに打ち明けること、の意味。

徳川幕府の御家人の子として江戸小石川(現東京都文京区)に生れた大田黒重五郎(おおたぐろ じゅうごろう)は、明治から昭和初期にかけ、日本の水力発電の先駆者として、また芝浦製作所(現東芝)の経営を再建した手腕で知られる実業家である。一人息子に音楽評論家・大田黒元雄(もとお / 1893〜1979)がいる。
3歳の時、明治維新により幕府が衰退したため一家は没落士族として静岡の富士裾野に移住。旧制中学を卒業後、上京し、東京外国語学校(現東京外国語大学)露語科に入学。東京外国語学校が東京商業学校と合併し東京高等商業学校(現一橋大学)となりここを卒業。明治27(1894)年、三井物産に入社すると芝浦製作所(現東芝)の経営を再建し、のちに芝浦製作所専務となる。箱根水力電気会社(後の東京電力の前身)を創設し、九州水力電気(九州電力、西鉄グループの前身)や四国水力電気(四国電力の前身)など水力電気会社を次々に設立し財をなした。昭和19(1944)年に79才で死去。

東京外国語学校時代の親友に作家・二葉亭四迷がおり、彼の代表作『浮雲』は大田黒をモデルに書かれたという。

■「大田黒重五郎」氏に関連する防災格言内の主な記事
小説家・二葉亭四迷(2012.05.07 防災格言)
防災格言こぼれ話 「火事を待つ人」(ジャーナリスト・朝比奈知泉)(2010.07.29 編集長コラム)
記者・黒岩涙香(2011.05.23 防災格言)
安田善次郎(実業家 安田財閥創設者)(2011.01.03 防災格言)
益田孝(実業家・茶人 旧三井物産創設者)(2015.05.25 防災格言)

 

<編集長 拝>

 

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