『 人、遠慮なければ、必ず近憂あり(人無遠慮、必有近憂) 』
孔子(BC551~BC479 / 中国の春秋時代の思想家 儒家の始祖)
孔子が弟子に諭した言葉。
「遠い将来のことを慮(かんが)えて計画しないと、必ず近くに憂(しんぱいごと)が起こるものだ」という意味。
出典は、孔子の死後に孔子の弟子達(孔子一門)がまとめた書物『論語』の衛霊公篇より。
以前紹介した春秋左伝の「安きにありて危うきを思う(居安思危)」と同じく、事に先んじて未然の思慮の大切さを説いたもの。
■「孔子」「中国故事」に関連する防災格言内の記事
安きにありて危うきを思う(居安思危)備えあれば憂いなし(有備無患)(2008.11.10 防災格言)
易経 繋辞下伝「安くして危うきを忘れず(安而不忘危)」(2009.11.9 防災格言)
孔子:「人、遠慮なければ、必ず近憂あり(無遠慮、必有近憂)」(2009.1.12 防災格言)
孔子:苛政猛於虎也(苛政は虎より猛なり)(2005.4.13 店長コラム)
天下の
水を
墨子「
蘇軾「安心は是れ薬、更に方無し。」(安心是薬更無方)(2014.05.19 防災格言)
荀子「
安くして危きを忘れざるは、古の炯誡なり(安不忘危、古之炯誡也)(2011.09.05 防災格言)
積善の家には必ず余慶あり(積善之家必有餘慶)、積不善の家には必ず余殃あり(積不善之家必有餘殃)。『易経』坤・文言伝より(2018.10.22 防災格言)
孟子・公孫丑篇上「飢える者は食をなし易く、渇する者は飲をなし易し(飢者易為食、渇者易為飲)」(2019.02.04 防災格言)
洪応明「菜根譚」より「
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