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ハリー・ハリス提督(1956~ / 米海軍大将 アメリカ太平洋軍司令官)が国際戦略研究所年次会議で残した国際的な脅威についての名言 [今週の防災格言515]

time 2017/11/06

ハリー・ハリス提督(1956~ / 米海軍大将 アメリカ太平洋軍司令官)が国際戦略研究所年次会議で残した国際的な脅威についての名言 [今週の防災格言515]

『 想像できないことも想像しなければならない。 』

 

ハリー・ハリス提督(1956~ / 米海軍大将 アメリカ太平洋軍司令官)

 

格言は、2017年10月17日にシンガポールで行われた英シンクタンク国際戦略研究所(IISS)主催の年次会議で講演(IISS Fullerton Lecture)より。北朝鮮が進める核兵器開発計画の脅威への対応について言及したもの。

曰く―――。

北朝鮮の行動を変えるのが外交なのだが、これは軍事力に裏打ちされた外交である。軍司令官としての私の仕事は、それらハードパワーオプションを進めていくことである。多くの人は、北朝鮮への軍事的な選択肢は想像できないと話している。
しかし、皆さん、想像できないことも想像しなければならない。私にとってその想像できないこととは、北朝鮮が核弾頭を搭載したミサイルでロサンゼルスやホノルル、ソウル、東京、シドニー、シンガポールを攻撃することだ。

While diplomacy is our preferred means of changing North Korea’s course of action, it is diplomacy backed by credible military power. My job as a military commander is to develop those hard power options. Many people have talked about military options being unimaginable regarding North Korea.
Folks, I must imagine the unimaginable. And what is unimaginable to me are North Korean nuclear-tipped missiles delivered in Los Angeles, or in Honolulu, or in Seoul, or in Tokyo, or in Sydney or Singapore.

… … …

ハリー・ハリス提督(ADM Harry Binkley Harris, Jr.)は、アメリカ海軍大将として、第24代アメリカ太平洋軍司令官(CDRUSPACOM)を務める人物。アメリカ太平洋軍(United States Pacific Command)の米陸海空軍約30万人の兵力と200隻の艦隊、600機の航空兵力を直接指揮することができる米軍最上位の権限を持つ実戦指揮官である。

1956年8月4日、神奈川県横須賀市生まれ。父はアメリカ海軍兵曹長、母は神戸出身の日本人で、アメリカ海軍史上初のアジア系(日系)大将としても知られている。
1978年に米海軍兵学校(士官学校)を卒業後、海上飛行士(NFO)として第44哨戒航空隊(VP44)に配属。操縦士として各地に派遣された。大学院教育では主にアジアの安全保障について学び、1993年にハーバード大学ケネディ行政大学院卒(行政学修士)。1994年、ジョージタウン大学修士(MA/国家安全保障論)。1999年、マサチューセッツ工科大学(MITセミナー21)フェロー。その後、アメリカ中央海軍第5艦隊司令官直属の参謀次長となり、イラク戦争(2003年)では海軍の作戦計画とその実施の任にあたった。
2007年に南方軍(マイアミ)作戦部長、2008年に海軍作戦部次長、2009年に第6艦隊(ナポリ)司令官、2011年に統合参謀本部(JCS)議長補佐官、2013年に太平洋艦隊(ホノルル)司令官を歴任。2015年よりアメリカ太平洋軍司令官に就任。
P-3Cオライオンなど海上巡視偵察機の操縦士として、400時間以上の戦闘経験と4400時間の飛行時間を記録する米海軍「Gray Owl」保持者(現役最古参の海軍士官学校卒業生)でもある。

ハリー・ハリス提督

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著者:平井敬也(週刊防災格言編集主幹)

 

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