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鴨長明が「方丈記」にしるした京都地震(1185年)の名言(1155~1216 / 平安時代末期の歌人・随筆家)[今週の防災格言20]

time 2008/03/31

鴨長明が「方丈記」にしるした京都地震(1185年)の名言(1155~1216 / 平安時代末期の歌人・随筆家)[今週の防災格言20]

『 恐れの中に恐るべかりけるは、ただ地震なゐなりけりとこそおぼえはべりしか。 』

 

鴨 長明(1155~1216 / 平安時代末期の歌人・随筆家)

 

『方丈記』の中で、元暦2年(1185年)に京都を襲ったM7.4の直下型大地震について鴨長明が記したもの。

口語訳「恐ろしいものの中でも、だんとつに恐ろしいのは、やはり地震だと痛感した。」

―――方丈記が書かれた時代は、源平合戦の頃、武家社会へと価値観が大きく変わり、天変地異が次々と起こる不安な時代だった。

神官の子として将来を約束された鴨長明は望んでいた地位に就くことなく山里の小さな庵に隠棲し、この世の無常を綴った。

若い頃に京都で体験した大火、辻風、福原遷都、飢饉、地震という五つの災厄を「世の不思議」として描いている。

■「鴨長明」「方丈記」に関連する防災格言内の記事
鴨長明[1](平安時代末期の歌人・随筆家 代表作『方丈記』)(2008.03.31 防災格言)
鴨長明[2](平安時代末期の歌人・随筆家 代表作『方丈記』)(2012.05.28 防災格言)
鴨長明[3](平安時代末期の歌人・随筆家 代表作『方丈記』)(2020.04.20 防災格言)
兼好法師(吉田兼好)[1](『徒然草』第211段より)(2010.01.04 防災格言)
兼好法師(吉田兼好)[2](『徒然草』第73段より)(2012.06.04 防災格言)

■「鎌倉時代」「平安時代」に関連する防災格言内の記事
鴨長明「人のいとなみ、皆愚なる中に、さしも危うき京中の家を造るとて、宝を費やし、心を悩ますことは、すぐれてあぢきなくぞ侍る」(2012.05.28 防災格言)
鴨長明「恐れの中に恐るべかりけるは、ただ地震(なゐ)なりけりとこそおぼえ侍(はべ)りしか。」(2008.03.31 防災格言)

兼好法師『徒然草』「よろづの事は頼むべからず。愚かなる人は、深く物を頼むゆゑに、恨み怒ることあり」(2010.01.04 防災格言)
吉田兼好『徒然草』「世に語り伝ふる事、まことはあいなきにや、多くは皆、空言そらごとなり」(2012.06.04 防災格言)
北畠親房「人民の安からぬ事は時の災難なれば、神も力及ばせ給はぬにや」(『神皇正統記』より)(2015.06.08 防災格言)
北畠親房「少しの事も心に許す所あれば、大きに誤る本となる」(『神皇正統記』より)(2014.04.14 防災格言)
源為憲「もろもろの物の中に捨てがたきはおのが身より過ぎたるはなし。」(『三宝絵詞』より)(2018.03.05 防災格言)
「人間はこれ生死無常、芭蕉泡沫のさかひ」(『保元物語』より)(2015.03.23 防災格言)
楠木正成「事に臨んで恐れ、はかりごとを好んで成すは勇士のする所也。」(2014.03.31 防災格言)
「ただ、悲しかりけるは大地震なり。鳥にあらざれば空をも翔りがたく、竜にあらざれば雲にも又上りがたし」(『平家物語』巻十二より)(2014.02.10 防災格言)
「する事かたきにあらず、よくする事のかたきなり。」(『十訓抄』より)(2018.07.02 防災格言)
慈円 (鎌倉時代の天台宗僧侶)(2014.03.17 防災格言)
無住(鎌倉時代の臨済宗僧侶)(2014.08.25 防災格言)
「更に今日の命、物食はずは生くべからず。後の千のこがね更にやくなし」(『宇治拾遺物語』より)(2014.06.09 防災格言)
「昨日は他人のうれえ、今日は我上わがうえせめ。」(『平治物語』(上巻)より)(2009.05.25 防災格言)
藤原敦光「安くして危きを忘れざるは、古の炯誡なり」(2011.09.05 防災格言)
「眠たいは大事のことぞ」(『平家物語』より)(2013.01.16 店長コラム)

 

著者:平井敬也(週刊防災格言編集主幹)
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