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睡眠と防災―眠たいは大事のことぞ(平家物語)より

time 2013/01/16

睡眠と防災―眠たいは大事のことぞ(平家物語)より

睡眠と防災  [編集長コラム]

災害に遭うと、あなたには身体的にも精神的にも大きな負荷がかかります。

発災直後から刻々と変化する情勢の中、次々に物事を判断し処理しなければならず、パニックになりそうな状況をハイテンションで乗り越えながら、何とか事態の鎮静化を図ります。

しかも、この忙しさは一向に終わる気配がありません。

多少落ち着いたかと思えば、今度は、現状復帰や復興のためにしなければならないことや、次々発生する想定外の事件に対処するため、あなたはずっと頑張り続けなければいけません。

この時の身体的・精神的な負荷(ストレス)は「疲労」という形で体に蓄積されていきます。

「不眠不休で頑張る」とか「みんな辛(つら)いのだから眠ってなどいられない」という精神論を良く聞きますが、睡眠不足は思考力の低下を招き、時に頭痛、倦怠感、目まい、吐き気、うつ状態を呈する場合さえあります。

睡眠をとらずに、果たして迅速で的確な判断ができるのでしょうか。

心と体の疲労は眠ることで効率的に取り去ることができます。

睡眠は脳と体双方の疲労を回復させ、さらには病気の回復にも効果があります(睡眠中は副交感神経が優位の状態となり、免疫力が上がると考えられます)。

私たちは、災害時だからこそ、普段よりもなお一層、快適な睡眠をとれるように心がけていかなければなりません。

鎌倉時代末期の叙述「平家物語(巻九)」に

『 いくさにも、ねぶたいは大事のことぞ。よう寝ていくさせよ。 』
(口語訳:例え戦争だって睡眠は大切なので、よく寝て戦え)

と、あります。

源平合戦の昔から、英気を養う睡眠が重要視されていました。

阪神の地震でもそうでしたが、災害時は、まさに”いくさ”です。

画像引用:岡山市ホームページ

■このコラムに関連する主な記事
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<防災格言編集主幹 平井 拝>

 

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