防災意識を育てるWEBマガジン「思則有備(しそくゆうび)」

豊臣秀吉(1537~1598 / 戦国時代の武将・大名)が京都所司代へあてた書簡に記されていた名言 [今週の防災格言38]

time 2008/08/04

豊臣秀吉(1537~1598 / 戦国時代の武将・大名)が京都所司代へあてた書簡に記されていた名言 [今週の防災格言38]


『 ふしみのふしん、なまつ大事にて候まま 』

 

豊臣秀吉(1537~1598 / 戦国時代の武将・大名 戦国一の出世頭)

 

1592(文禄元)年、太閤秀吉が京都所司代へ宛てた書簡。
口語訳『伏見城の築城では、地震対策をぬかりなくしなさい』。
「なまつ」は鯰(なまず)のことで、これが地震と鯰を関連付けた日本最古の文献でもある。
天下統一を果たした秀吉が、関白の地位を甥に譲り、太閤となって伏見城の建築を計画、1594(文禄3)年夏に完成し秀吉が入城した。しかし2年後の1596(慶長元)年9月5日、京都南部に大地震が襲い(慶長伏見地震 M7.5)伏見城の天守閣も大破し、城内で数百人の死者を出した。
淀君と幼い秀頼とともに命からがら内庭に避難した秀吉のもとへ、謹慎中の加藤清正が手勢を引き連れ一番にかけつけた。感激した秀吉は清正の謹慎を解いたという有名な逸話も残る。

アイキャッチ画像引用:Wikipedia(豊臣秀吉)







■「戦国時代」「武士」に関連する防災格言内の記事
豊臣秀吉(戦国大名)(2008.08.04 防災格言)
地震とナマズ(2003.12.20 店長コラム)
鍋島直茂(肥前佐賀藩祖)(2014.02.24 防災格言)
鍋島直正(1815~1871 / 大名・肥前国佐賀藩主(第10代) 大納言)(2019.12.09 防災格言)
山本常朝(江戸時代の武士・肥前国佐賀鍋島藩士)(2018.09.10 防災格言)
山鹿素行[1](江戸初期の兵学者・儒学者・思想家)(2018.04.16 防災格言)
山鹿素行[2](1622~1685 / 江戸時代前期の兵学者・儒学者・思想家 古学派の祖)(2021.05.10 防災格言)
小田原評定(水俣土石流災害)(2006.1.29 店長コラム)
ルイス・フロイス(イエズス会宣教師)(2013.05.27 防災格言)
内藤昌豊(戦国武将 武田四天王・武田二十四将の一人)(2016.05.02 防災格言)
江戸幕府の町触れ(安政江戸地震)(2008.12.08 防災格言)
上杉鷹山 (出羽国米沢藩主)(2010.04.12 防災格言)
莅戸善政[1] (かてもの作者 出羽国米沢藩家老)(2008.03.17 防災格言)
莅戸善政[2] (かてもの作者 出羽国米沢藩家老)(2011.12.05 防災格言)
如儡子(江戸中期の仮名草子作家・武士 代表作『可笑記』)(2013.11.11 防災格言)

 

著者:平井敬也(週刊防災格言編集主幹)

 

[このブログのキーワード]
防災格言,格言集,名言集,格言,名言,諺,哲学,思想,人生,癒し,豆知識,防災,災害,火事,震災,地震,備蓄,防災グッズ,非常食
みんなの防災対策を教えてアンケート募集中 非常食・防災グッズ 防災のセレクトショップ SEI SHOP セイショップ

メルマガを読む

メルマガ登録バナー
メールアドレス(PC用のみ)
お名前
※メールアドレスと名前を入力し読者登録ボタンで購読

アーカイブ