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2023年06月の 防災・危機管理ニュース をピックアップしてお届けします。
【 2023年6月1日~6月30日 】

time 2023/07/03

2023年06月の 防災・危機管理ニュース をピックアップしてお届けします。<br />【 2023年6月1日~6月30日 】
今春(3月~5月)の平均気温、統計開始以降最高に

【2023年6月1日~6月30日】
今月の防災・危機管理ニュース
ピックアップ13選

 


 

【記録的な高温】
今春(3月~5月)の平均気温、統計開始以降最高に(気象庁)[2023/06/01]

6月1日、気象庁の発表によりますと、平年よりも早い桜の開花や季節外れの猛暑となったこの春の平均気温は統計開始以降最も高くなり、記録的な高温だったことがわかりました。
2023年春(3~5月)の日本の平均気温の基準値からの偏差は+1.59℃となり、春の気温としては統計を開始した1898年以降で最も高かった1998年(+1.24℃)を上回り、第1位の記録となりました。また、日本近海の3~5月の平均海面水温の平年差は+0.6℃となり、統計を開始した1982年以降で、2021年と並んで高い方から第3位タイの記録となりました。
このように日本の平均気温が高くなったことは、日本の北から寒気が南下しにくく、暖かい空気に覆われやすかったことが主な要因と考えられます。日本近海の平均海面水温については、暖かい空気に覆われたことのほか、本州東方で海洋内部の水温が高い状態が持続したことも要因として考えられます。 地球温暖化の進行に伴い、このような記録的な高温が発生しやすくなっています。

 

【防災白書】
関東大震災100年目の「防災白書」公表 [2023/06/16]

6月16日、政府の「防災白書」が公表されました。今年9月で発生から100年となる、10万人以上が犠牲となった関東大震災が大きく取り上げられ、当時の被害を検証するとともに、NPOやボランティアも参加した支援体制の構築やデジタル技術を活用した情報発信の強化、SNSなどによるデマへの対応が必要だと指摘しています。また白書では、100年前との社会状況の違いも踏まえ、帰宅困難者への対応や物資確保、外国人の増加に伴う情報発信の多言語化など首都直下地震でのその他の課題にも言及されています。

 

【新型コロナ第9波】
コロナ感染再拡大、5類移行前の3倍超、第9波への懸念[2023/06/30]

新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5月8日に5類に引き下げられて以降、感染者数が緩やかに増え続けています。専門家は「第9波」の流行が始まった可能性を指摘しています。とくに沖縄県では、昨冬の第8波のピークを越える水準となっています。厚生労働省で6月30日、全国約5千の定点医療機関から6月19~25日に報告された新型コロナの感染者は計3万255人で、1定点医療機関当たりの平均は6.13人だったと発表しました。前週比1.09倍となり、都道府県別では、新潟県と富山県以外のすべてで上昇しています。また厚生労働省は、新型コロナウイルス「第8波」となる2022年11月~2023年1月末に、自宅で亡くなったコロナ患者が少なくとも1309人に上り、「第7波(2022年7月~8月)」の776人を大きく上回ったと公表しました。

 

【インフル、ヘルパンギーナ、プール熱、RSウイルス】
全国で急増 [2023/06/30]

新型コロナが先月5月の「5類引き下げ」以降、新型コロナウイルスだけではなく、インフルエンザやヘルパンギーナ、咽頭結膜熱(プール熱)、RSウイルス感染症など様々な感染症の患者が急増傾向にあります。特に子供の夏風邪「ヘルパンギーナ」は、全国各地で警報レベルを超える大きな流行となっています。感染対策の徹底で免疫の低下などが影響しているとみられ、通常とは異なる時期に感染が広がっているケースもあり、専門家は警鐘を鳴らします。
厚生労働省などによると、子どもの夏風邪「ヘルパンギーナ」について6月30日現在で、東京都、大阪府のほか、鹿児島県、宮崎県、和歌山県、三重県、群馬県など10を大きく超える都府県で「警報レベル」を超え、西日本を中心に全国的に流行する傾向にあるといいます。警報レベルを超えた都府県では独自のヘルパンギーナ警報を出すなど、子どもの保護者や幼稚園・保育園・小学校の関係者らに警戒を呼びかけています。また保健所では咳エチケットや十分な手洗いなど対策を呼びかけています。

 

【東京都・地域防災計画見直し】
首都直下地震の想定被害半減へ 地域防災計画まとめる[2023/06/25]

先月5月22日、東京都で防災対策に関する会議を開から、首都直下地震などに対する地域防災計画を4年ぶりに見直しがされました。この修正の大きなポイントが「2030年度までに人的・物的被害をおおむね半減」させるというものです。
東京都は去年、首都直下地震の被害想定を10年ぶりに見直し、いずれも最大で死者がおよそ6150人、建物被害がおよそ19万4000棟に及ぶとしています。東京都では、こうした被害を軽減させるための対策などを盛り込んだ地域防災計画をとりまとめ、2030年度までに想定される被害をおおむね半減させるという目標を示したものです。具体的には、耐震診断や改修工事への補助を新たにスタートさせ、感震ブレーカーの普及率を25%、消火器の設置率を60%に引き上げるため、機器を配ったり、購入費を補助したりする取り組みを今年度中に始める方針です。このほかに、木造住宅密集地域で、延焼を防いだり緊急車両が通ったりできる道路幅を確保するため住民の移転への取り組みを加速させるなどとしています。

 

【台風2号(令和5年台風第2号)】
6県で相次いで線状降水帯が発生 [2023/06/02]

5月20日にグアム南東で発生した台風は、その後も発達を続け、5月26日のピーク時には一時中心気圧905hPa(最大風速60m/s)となりました。その後も強い勢力を保ちながら、日本列島の南海上を通過し、6月3日に伊豆諸島近海で温帯低気圧となりました。6月1日頃には台風の接近に伴う大雨が各地を襲い、高知、和歌山、奈良、三重、愛知、静岡県の6県で相次いで線状降水帯が発生し、和歌山県湯浅町では1時間降水量83.5mmを観測(観測史上最高)されました。被害は中国・四国地方、関西、東海・甲信、関東地方に及び、死者7人、行方不明者1人、重傷5人、軽傷43人、住家全壊12棟、半壊28棟、一部損壊54棟、床上・床下浸水8391棟となりました。

 

【北海道で震度5弱】
北海道浦河沖(M6.2)[2023/06/11]

6月11日(日曜日)午後6時55分頃、北海道千歳市、厚真町、浦河町で最大震度5弱を観測する地震がありました。震源は浦河沖、震源の深さはおよそ140キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.2と推定されます。この地震による津波はありませんでした。この地震は、北海道の南東方向から沈みこむ太平洋プレート内で発生したもので、震源が136キロと深かったため、プレートに沿って地震波が伝わり、震源から遠く離れた場所でも揺れが観測される「異常震域」がみられました。また、長周期地震動の4つの階級のうち上から4番目の「階級1」の揺れを北海道太平洋側の広い範囲と日本海側の一部の地域で観測しました。エレベーターの停止や電車の運休はありましたが、地震による怪我人などの被害は報告されていません。

 

【中国・産業スパイ逮捕】
国立研究開発法人「産業技術総合研究所」技術漏洩事件[2023/06/15]

6月15日、警視庁公安部は国立研究開発法人「産業技術総合研究所」で主任研究員を務める中国籍・権恒道容疑者(59)をフッ素化合物合成技術の研究データを中国企業に送信していたとして、不正競争防止法違反の疑いで逮捕しました。2018年に自身の研究に関する情報を中国の民間企業にメールで漏洩した疑いが持たれています。識者は、日本には産業スパイ行為を直接取り締まる法律がなく「スパイ天国」であることを指摘します。また、中国帰国後には中国の国内法である国家情報法(「いかなる組織及び個人も国家の情報活動に協力しなければならない」2017年6月施行)のもとで情報が流出する可能性もある。

 

【東京国際消防防災展2023】
5年に一度の大規模防災展示会、都内で開催 [2023/06/15-18]

6月15日から4日間、5年に1度開催される国内最大級の消防・防災展示会「東京国際消防防災展2023」が東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されました。11回目となる2023年は過去最大級の出展規模(約43,000㎡)で、前回2018年時の296社・団体を上回る325社・団体、1,652小間(屋内:1,254小間、屋外:398小間 ※2023年5月末現在/共同出展者含む)にて開催されました。

 

【北朝鮮ミサイル】
北朝鮮が少なくとも2発の弾道ミサイル発射 EEZ内に落下[2023/06/15]

6月15日、防衛省は、北朝鮮から今夜少なくとも2発の弾道ミサイルが発射され、日本のEEZ=排他的経済水域の内側の日本海に落下したとみられると発表しました。

 

【人工甘味料アスパルテーム】
WHO機関が初めて発がん可能性リスト掲載へ [2023/06/30]

6月30日、世界で最も普及している人工甘味料の1つ「アスパルテーム」が、世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC)によって7月に初めて「ヒトに対する発がん性を持つ可能性」のリストへの掲載が検討されていることが報じられました。アスパルテームの使用を巡っては、WHOと国連食糧農業機関(FAO)の合同食品添加物専門家会議(JECFA)も別途審査を行っており、IARCと同じ7月14日に結論を発表する見通しです。

 

【性感染症増加】
5月に報告された感染者数 ここ10年で最多に [2023/06/30]

性感染症の「梅毒」の感染者が急増する中、「クラミジア」と「尖圭コンジローマ」という2つの性感染症も、5月に報告された感染者数が、ここ10年で最も多くなったことが国立感染症研究所のまとめでわかりました。国立感染症研究所の定点把握によると、先月5月の1医療機関当たりの感染者数は、クラミジアが2.76人、性器ヘルペスが0.81人、尖圭コンジローマが0.62人、りん病が0.85人となり、このうちクラミジアと尖圭コンジローマの報告は、ここ10年で最多となりました。

 

【エムポックス(サル痘)】
男性同士の性的接触者にワクチン接種拡大へ[2023.06.13]

6月13日、エムポックス(サル痘)に感染した人の濃厚接触者に接種しているワクチンの対象者を、男性同士の性的接触がある人ら高リスク者に広げる方針を厚生労働省が固めました。エムポックスは、エムポックスウイルスが原因で、発熱や発疹などの症状が出るもので、去年、欧米を中心に流行した感染症で、今年に入り国内の感染者は増え、国立感染症研究所が6月13日に発表した速報値では6月4日までに計166人が確認されています。厚生労働省は「発疹などの症状がある人は医療機関に相談してほしい」と呼びかけています。
※エムポックスは以前はサル痘と呼ばれていましたが、WHOの名称変更を踏まえ、日本でも5月26日より「サル痘」から「エムポックス」に感染症法上の名称が変更されました。

 

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