米沢銘菓・鶴の子

山形県米沢市はクリントン大統領時代に一躍脚光を浴びた上杉鷹山（うえすぎようざん）（1751〜1822）で有名な綺麗な城下町です。城といっても小田原城や姫路城、熊本城などといった立派な建築物があるわけではなく当時から平城で、現在は堀や土塁などを残すのみ、どちらかというと庭園の趣が濃いところ。この松岬公園には、上杉博物館があり上杉謙信が着用した鎧など上杉ゆかりの品々が展示されています。歴史好きにはたまらない観光スポットです。米沢といえば川魚の鯉を甘く煮た「鯉のうま煮」が有名ですね。

私にとって米沢は子供の頃から馴染みのある土地です。小学生の時分、初めて「鶴の子」という地元の銘菓を食べました。その時に「美味しいっ」と感じて以来の大のお気に入りです。個人的には初めて食べてから何十年も経た今でも、「日本一おいしいお菓子である！（日本茶との相性抜群！）」と心の底から思っている―――と、そんな逸品なのですね。
外観は卵のような大きさ形、中に黄身を模した生菓子が入った甘く上品な菓子です。
東京や関東地方の物産展などではほとんど見かけることのないお菓子なので、もしかすると知る人ぞ知る地元の銘菓なのかもしれません。

和洋菓子・松嶋屋（株式会社・松嶋屋）
山形県米沢市松が岬２−３−４８
Tel.0238-23-0212

販売店の松嶋屋さんは城下町の老舗らしく立派な建物。「千萬」という和菓子でとても有名なお店です。

■本コラムに関連する防災格言内の主な記事
　米沢藩主・上杉鷹山公の防災格言（2010.4.12 防災格言）
　元FEMA長官 ジェームズ・ウィット氏(2010.1.11 防災格言)
　米沢藩家老・莅戸善政翁の防災格言(2008.3.17 防災格言)
　拝啓 ブッシュ大統領様(2005.9.27 コラム)
　米国に学ぶ「危機管理」(2002.3.10 コラム)