地震研で主催される公開講座というものは、どなたでも無料聴講できる催しもので、毎年、東京大学構内で開催されています。
東大地震研は、世界最先端の地震・火山の科学的研究機関ですから、この催しは、世界最先端の地震・火山の研究発表会といった趣がございます。
私は、向学のため、と言うよりも、雰囲気自体を楽しみにしているイベントの一つで、2008年以来毎回行くようにしています。
地震研の公開講座は、毎回、テーマが設けられて、そのテーマに沿った講演がそのテーマの専門家によって行われています。
今回のテーマは、ちょうど九州の霧島連山・新燃岳(しんもえだけ)噴火があったこともありますが「火山学は今」と題するものでした。また、日本の近代火山観測が始まる1911年の浅間山噴火から100周年、1986年の伊豆大島噴火から25年、1991年の雲仙普賢岳噴火から20年、との節目の年ということもあります。
1回目の講座は武尾実教授の『火山観測100年:2004年浅間山噴火は何を教えてくれたか』
2回目の講座は森田裕一教授の『地表への困難な道のり:マグマの上昇,蓄積,噴火』
でした。
・・・さて、
私が編集している防災格言では、毎週取り上げる人物は、それぞれ適当に撰んでいる訳ではございません。
実は、取り上げる人物の選定には、ある一定のルールを課しています。
そのルールは、私がその時期に少しでも係ったり、歴史上その時期に関係が深かったり、時事として何か思ったりした事柄にできる限り関係する人物を取り上げるというルールです。
そのため、東大地震研の公開講座を聴講する予定でおりました私は、2011年3月7日(月曜日)の防災格言では異なる人物の格言を用いる予定でおりました。
浅間山測候所の火山研究といえば、最も有名な世界一の浅間山火山研究者である「水上武・東大教授(1909〜1985)」のお言葉を今週の格言とする予定だったのです。
(※だから来週の格言は恐らく水上先生となるでしょう。)
しかし、ちょうど世間を騒がせるだろう大きな政治上のニュースがあったため、3月7日午前2時くらいに前原外相の言葉に急遽予定を変更しました。
もう3年以上も防災格言を毎週月曜日に取り上げていますが、その日に何故、この人物を取り上げたのか、の理由は、あえて説明しないようにしています。
しかし、ほぼ全部の格言に、その時に取り上げるべき裏の理由がちゃんとあります。
と言うわけで、防災格言には、非常にマニアックな裏側も存在しておりますので、
週刊防災格言ファンの方々は、何でこの人なんだろうと、
ちょっと推理しながら格言を読み進めてみられるのも一興かもしれませんよ。
もし分かったら、コメント欄にでも予想を書いてください。
(余りにも個人的な事柄過ぎて絶対に分からない人物の場合もありますけどネ)
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