原子力発電所の敷地は広く、一般人は自由に出入りできない。安全のためである。
だから、原発の敷地内には、手付かずの自然が溢れていたりする。
これは、ある人にとって、宝の山、に見えたのだろう。
2005年5月20日、北海道電力の泊原子力発電所で、24人(業者3人、アルバイト21人)の老若男女達が、設置されている高さ約2.5mもの有刺鉄線つきの金網も何のその、果敢にも乗り越えて、原発の敷地内に数時間に渡り不法侵入し、ついには北海道県警に逮捕される、という珍事件があった。
主犯は北海道札幌市の山菜業者だそうで、日当1万円でアルバイトを雇いいれ、原発の敷地内に豊富に生えていた タケノコ を収穫していたのだという。
テロ対策も視野に入れ、警備されている原発なのだけれど記事を初めて読んだときに、何というか、容疑者達の必死さ、や、命がけ、というものが余り感じ取れなかった。
なんだか、日本は平和だな。と思ってしまったのである。
■「原子力発電所(原発)」に関連する防災格言内の記事や情報
-東京に原子力発電所を誘致する(2007.08.22 編集長コラム)
-「安全」を考える(2004.09.30 編集長コラム)
-国会で異例の警告 「大地動乱の時代」と石橋克彦教授(2005.02.23 編集長コラム)
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