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川合茂が台風被害の時に残した格言(河川工学者)[今週の防災格言192]

time 2011/08/15

川合茂が台風被害の時に残した格言(河川工学者)[今週の防災格言192]


『 水がつきそうになったら “まず逃げる”。 』

川合 茂(1947〜 / 河川工学者 工学博士 舞鶴工業高等専門学校名誉教授)

川合 茂(かわい しげる)教授は土木工学の分野である水工水理学(河川工学)の研究者。豪雨による水害などに伴う川やダムなどの河床変動や河川改修など河川についての専門家として知られる。
1974(昭和49)年に立命館大学大学院を修了後、舞鶴工業高等専門学校助手、1993(平成5)年同助教授、米コロラド州立大学客員研究員を経て、1997(平成9)年より舞鶴工業高等専門学校建設システム工学科教授に就任。京都府など行政の河川整備計画検討委員なども務められている。

格言は、京都府舞鶴市で51.9m/sの最大瞬間風速を記録し九州から関東にかけ死傷者580名を出した「平成16年 台風23号」から5年目となる2009(平成21)年10月20日〜24日に両丹日日新聞で特集された「台風23号から5年」記事より。

曰く―――。

ゲリラ豪雨などの時は急激に水が増え、避難所に行くには危険な場合がある。避難所まで逃げられない場合、近くの3階建ての家などに逃げるのは有効で、どこにそうした家があるかを知っておくこと、また高齢者や体の不自由な人らを助け出すため、情報を共有することが大切。高い場所にある家などに逃げられるような取り決めや、高齢者らを手分けして助け出すということを今後話し合い、マニュアル化していくことが必要です。
一番の基本は、地域の中での取り組みも大事だが、災害時に家族の間でどうするかを日ごろから相談しておくこと。
水害の場合、突然襲ってくる地震と比べ、まだ避難したり、家財を片付けたりする余裕があるが、油断は禁物。近年の雨の降り方を見ると、これで大丈夫ということは言えない。

■「集中豪雨・土砂災害」に関連する防災格言内の記事
利根川改修工事に見る水害の歴史(2010.2.26 編集長コラム)
利根川の洪水想定 首都圏で死者4,500〜6,300人(2010.3.5 編集長コラム)
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及川舜一(元岩手県一関市市町 カスリーン台風とアイオン台風の大水害)(2015.09.14 防災格言)
奥貫友山(利根川・荒川水害である寛保大水害時の慈善家)(2010.4.5 防災格言)
川合茂(河川工学者 舞鶴工業高等専門学校名誉教授)(2011.08.15 防災格言)
高橋裕(河川工学者 東京大学名誉教授)(2017.06.12 防災格言)
幸田文(随筆家・小説家 代表作『崩れ』『流れる』)(2015.05.11 防災格言)
桑原幹根(愛知県知事)(2014.09.15 防災格言)
廣井悠 (都市工学者)(2012.03.12 防災格言)
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山下重民 (明治のジャーナリスト 風俗画報編集長)(2008.09.22 防災格言)
吉田茂 (政治家)(2008.05.05 防災格言)
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谷崎潤一郎 (作家)(2014.12.08 防災格言)
矢野顕子 (シンガーソングライター ハリケーン・サンディ水害)(2016.10.17 防災格言)
森田正光 (お天気キャスター)(2017.06.05 防災格言)

 

<編集長 拝>

 

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