『 日本人は昔は年に一回、大掃除をし、同時に家の補強、手入れもした。それを最近やらなくなった。自分たちの建物の強度に無関心になったともいえる。 』
安藤忠雄(1941〜 / 建築家 東京大学名誉教授)
安藤忠雄(あんどうただお)氏は、世界的な建築家の一人。独学で建築を学び、コンクリートの打ち放しを駆使した住宅や商業建築で、世界的に高い評価を得ている。
1995年の阪神震災では、安藤氏が建てた建物が一つも壊れなかった。このとき「建築はギリギリのコストやプランニングを求められる場合が多いが、安全面から妥協しなかったので(震災でも)残ったのだと思う」と語った。
自身も阪神震災復興支援の実行委員長として復興に尽力。自分の住まいの強度に関心を持つことを提言。
格言は読売新聞(1996年1月17日)のインタビュー記事より。
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後藤新平(1857~1929 / 都市計画家・政治家・医師 関東大震災後の内務大臣兼帝都復興院総裁)(2010.4.26 防災格言)
横河民輔(1864~1945 / 建築家 横河グループ創業者)(2010.02.08 防災格言)
武田五一(1872~1938 / 建築家・都市計画家 京都大学建築学科初代教授)(2010.06.28 防災格言)
天沼俊一(1876~1947 / 建築史家・古社寺修理技師・工学博士 京都大学名誉教授)(2021.09.20 防災格言)
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早川和男[2](1931~2018 / 建築学者(生活空間学) 神戸大学名誉教授)(2019.11.11 防災格言)
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安藤忠雄(1941~ / 建築家 後藤新平賞(第4回))(2008.10.06 防災格言)
坂茂(1957~ / 建築家 プリツカー賞受賞(2014年))(2016.03.21 防災格言)
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