『 我々は、あらゆる事態の発生に備えて準備しなければいけないと言うのが、もっとも単純な現実なのである 』
スイス連邦政府 連邦法務警察庁発行「民間防衛」より(1969年)
「民間防衛」は、永世中立国のスイス政府(国民保護庁)が冷戦時代を背景に1969年、スイス国民の一人一人が、戦争や自然災害など、あらゆる危険から身を守れるようにと各家庭に無償配布された冊子(マニュアル)である。
食料や燃料の配給統制や食糧備蓄、戦争・核兵器・化学兵器への対策や、それらが使用されたときの行動などが仔細にわたり解説されている。
食料を輸入に頼るスイス政府は、第二次世界大戦の時、中立政策を維持したために、周辺の国から食料の輸入が困難になった経験がある。そのため、有事の際に食糧を確保するために小麦を1年以上備蓄し、古くなったものから市場に放出するといった公的備蓄制度が整備された。そして、一般家庭でも食料を自主備蓄することが推奨されている。
■「民間防衛」に関連する防災格言内の記事
スイス連邦政府「民間防衛(1969年)」より[1](2009.05.11 防災格言)
スイス連邦政府「民間防衛(1969年)」より[2](2017.01.09 防災格言)
スイスのパンはとっても不味い(2002.12.16 編集長コラム)
「備えよ、常に( Be Prepared )」スカウト標語(2008.05.26 防災格言)
後藤新平(日本スカウト運動標語)(2010.4.26 防災格言)
アンリ・デュナン (国際赤十字標語)(2011.5.2 防災格言)
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