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地球の自転速度の低下で2018年は大地震が倍増する、最新論文から

time 2018/01/30

地球の自転速度の低下で2018年は大地震が倍増する、最新論文から

地球の自転速度の低下により2018年は大地震が倍増する、最新論文から  [編集長コラム]

地質学者のロジャー・ビルハム(コロラド大学)やレベッカ・ベンディック(モンタナ大学)は《 地球の自転速度の低下が、近年、世界で地震が増加している一因ではないか 》という説を唱え、《 2018年は少なくともマグニチュード7.0以上の地震が2017年の2倍以上発生する可能性がある 》と述べている。
この記事の結論としては『 簡単にできる地震への備えをしないなんて理由はありません(There is no good reason for people not to take simple steps to be better prepared) 』と警鐘が鳴らされている。

地球の自転周期は絶えず変化しているそうで、2011年以降は、それが通常より数千分の1秒遅いペースで自転してのだという。自転速度が数年間にわたって遅れることで、地球の内部が収縮し、それに合わせて赤道も縮み、地下のプレートは互いに押し合うために地震が増えるのだという。

思い起こせば石橋克彦先生の有名な書籍「大地動乱の時代」が上梓されたのが1994年で、《(地震の)活動期に入った》という話は、北海道南西沖地震(1993年)、阪神淡路震災(1995年)を経た頃から耳にする機会も増えた。鹿児島県薩摩地震(1997年)、根室半島南東沖地震(2000年)、三宅島近海地震(2000年)、鳥取県西部地震(2000年)、芸予地震(2001年)の頃がピークだったかもしれない。

《FYI》
論文 > Do weak global stresses synchronize earthquakes? by R. Bendick1, R. Bilham(2017)
BUSINESSINSIDER > 科学者が警鐘! 赤道の収縮で、2018年は大地震が倍増か(2018.01.28)
元記事 > We Are Seeing The Double of Earthquakes This Year From Last(2017.11.21)

<防災格言編集主幹 平井 拝>

 

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