防災意識を育てるWEBマガジン「思則有備(しそくゆうび)」

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ツイッター(Twitter)で、でぃざすったー(disastter)

time 2010/06/04

ツイッター(Twitter)で、でぃざすったー(disastter)
ツイッター(Twitter)で、でぃざすったー(disastter)  [編集長コラム]

一昨日の2010年6月2日(水)朝、鳩山首相が辞任を表明した。
朝、ツイッターで「鳩山首相の辞任」を初めて知った。
そして、今さっき(6月4日昼)、菅直人氏が首領に選ばれたことをツイッターで知った。

これは、
私(店長)にとっては初めて、大きなニュースを、ツイッター経由で知らされる経験をしたことになった。

今まで、余り熱心にツイッターを使っていなかったが(使いこなせていないだけ)、
なるほど、多くの人の噂というよな種類の情報伝播の速さというものを身をもって体感した瞬間でもあった。

さて、現在、防災の動きに・・・

政府など主導で現在さまざまな「リアルタイム災害情報システムの開発」が行われているが、この系統の一つのアイデアとして「Twitter」を活用したものがある。

防災ツイッターといえば、既に今年5月18日に、消防庁が「FDMA_JAPAN(災害情報タイムライン)」というアカウントを取得して「Twitter」で情報発信を行っている。
しかし、消防庁のは、普通の人たちと同じ、あくまでも通常のツイッターの利用の仕方で情報発信をしているだけで、ま新しさはない。

むしろ面白いのは、こちら、なのです。

独立行政法人・防災科学技術研究所の公募事業(マッシュアップコンテストと呼ぶ)から始まったもので、一般から広くアイデアを募集して試験的に始まったツイッターを活用した研究がある。

※参考資料
独立行政法人・防災科学技術研究所
disastter(呼称:でぃざすったー)プレスリリース[PDF]

これは、「disastter(呼称:でぃざすったー)」と呼ばれる研究で、携帯電話やパソコンなどから一般の人たちがツイッターなどで情報を発信したもののうち、災害や防災の情報だけを、自動的にリアルタイムに抜き出して瞬時に解析、地理空間情報として再発信するという防災アプリケーションサービスです。
将来的には、気象データや地震のリアルタイム被害(推定結果)などと組み合わせて、高度な災害危険情報を流すという試みです。

たいへん素晴らしく、面白い試みだなと期待しております。

ただ、この様に、一般から「つぶやかれた雑多な情報」というものは、情報そのものの価値や信頼性というものの判断が難しく、当然、それら情報ソースを二次利用する「disastter(呼称:でぃざすったー)」の情報の信頼性がどのように担保されるのかがカギになりそうです。

また、自然災害は、必ずしも住宅や人口密集地域で起こるわけではないということです。人里離れた山奥とか、過疎の村とか、そういう人の少ないところでも発生しますので、そういった情報発信の少ない地域のケアと言うのもカギになりそうです。

ちなみに、人が全くいない、人の手が全く入っていない場所で発生すれば、一般的に人の生命や財産に及ぼす被害というものは生じないので、それは災害とは呼びません。だからここまで極端に考える必要はありませんが・・・遠隔地からの津波は二次災害になりますけれどね。

豪雨・水害・地震など局地的な大災害時には、確かに、インターネット上ではその地域からの情報発信が飛躍的に増えるでしょう。

単純に、地域ごとのそれら災害コメントの発信数を統計処理しただけでも、ある意味、テレビの視聴率のような二次災害情報には生かせそうです。

しかし、災害の中心地になるほど、そして被害が大きいほど「そんな時にTwitterを使っていられるか!」ということで情報発信は少ない(かもしれない)ということも考えなければならないのでしょうね。

個人レベルの災害情報の発信ということで思い出すお話をお一つ

私も、15年前、阪神淡路大震災の際に、神戸市東灘区で被災した家族と連絡が取れた時に

ほとんど電話が通じないので、たまに通じた時に近隣の状況(家屋倒壊状況、死傷者、火災・風向き、困っている事など)を聞き、

知り得た安否情報(個人情報も含まれた)などを、当時パソコン通信「ニフティサーブ」のFQUAKEという臨時フォーラム(掲示板のようなもの)に震災当日の午前中を中心に書き込んでいました。

少しでも誰かの助けになるようにと、自らすすんで災害情報発信をしたものでした。

しかし、(感覚的に99%以上の)多くの情報が、京都や大阪など地震被害のほとんどなかった地域に住む人からの「すごい揺れだったねー」という程度の発信だったこと、

や、

(新しい投稿が常に上に表示されるため)たまに書き込まれる有益な情報がこれらにかき消されてしまうことを見て、

新しい情報通信ネットワークへの世の中の期待感との現実とのギャップに、ずいぶんと期待ハズレの悲しい思いをしました。

震災後、数週間を過ぎた後日、私の投稿内容に数人の人・どこかの会社の総務担当者などから感謝のお言葉をいただいた事が心の救いになりました。
同時に、いろんな大学の研究室の方々などから、「パソコン通信ネットワークが防災に役立つ」というよな内容のアンケートやインタビューとか取材の申し入れが十数件と寄せられ、
色々と震災でナーバスになっておりましたし、
私にとっては情報源としてのパソコン通信は何の役にも立たなかったし、
とてもこれらの研究に協力する気にもなれず、
FQUAKEを見たくも思い出したくもなかったので、この時の通信ログを全部消去してしまいました。(今思えばとっとけば良かった・・・)

・・・なんてことがありました。

最初に書きましたが、現在わが国で研究が行われている「リアルタイム災害情報システム」というのは、これだけではありません。

そうした多くのリアルタイム情報とリンクすることも当然、視野に入った研究でしょう。
いずれにしても、将来有望で有用な災害情報の一つとなることを期待しています。

<編集長 拝>

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