『 東海地震 』―――まだ起ってないのにも関わらず、世界で一番その名が知られた地震が東海地震です。
この東海地震の名前が初めて世に出るのは、実はかなり最近のことで、それまでは東海地震の「と」の字すらほとんどの人が知りませんでした。
今から29年前の1976年(昭和51年)8月23日に開催された第36回地震予知連絡会に、とってもセンセーショナルな一篇の論文『 駿河湾を震源とするM8クラスの大地震発生の恐れ 』が提出されました。
論文を書いたのは、その当時、東京大学理学部の助手だった石橋克彦氏(現・神戸大学教授)です。
この「東海地震説」が発表されると、またたく間に、駿河湾の地震の切迫性と東海地震と言う名称が世間に知れわたり、その後、東海地震予知と防災体制がささやかれるようにもなって、1978年(昭和53年)には、東海地震説をもとにして、大規模地震対策特別措置法まで公布されるにことになります。
石橋先生は1944年生れ・・・まだお若い!ちょっと驚きヾ(・・;)
■「石橋克彦」先生に関連する防災格言内の記事
-国会で異例の警告 「大地動乱の時代」(2005.2.23 編集長コラム)
-東海地震説の謎(2006.3.29 編集長コラム)
-今週の防災格言<5> 浅田 敏氏(地震予知連会長)(2007.12.17 防災格言)
-今週の防災格言<174> 茂木清夫氏(地震予知連会長)(2011.3.14 防災格言)
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