―――大きな地震が起こる前、その付近の地震がぴたっと止んで静かになることがあります。
これを地震空白域と呼びます。
空白域には3タイプあって、1つ目が海の(プレート境界の)巨大地震が発生する場所なのに、長い間大きな地震が起こっていないところ。
例えば1973年に北海道で発生した根室半島沖地震や、今後、心配されている南海、東海、東南海地震などが1つ目のタイプです。
2番目が、一昨年の新潟県中越地震がこれにあたりますが、陸の活断層などの大地震の発生前に、中くらいや小さな地震が起こらなくなった(静穏化現象と呼びます)ところ。
最後が、陸の活断層などでは断層沿いに帯状に連なって地震が発生するのに、ある地域だけ地震がまだ起こっていないところ。
の3タイプです。
3番目のタイプでは、まだ起こっていない大地震の中に、一般にほとんど知られていない危険度の高い地震の代表例として、秋田県秋田市の北部にあるとされる断層で発生するM7クラスの直下型地震があります。この断層帯では、過去、1644年〜1914年の300年間で、次々に計8回のM7規模の大地震が発生しました。ところが、秋田県秋田市の付近が、ぽっかりと空白域になっているという説があって「要注意」が叫ばれています。この付近、断層が地下深くにあるために調査が余りされていないのです。
詳しくは下記を参照下さい。
- ※(議論4) 秋田市の空白域地震調査研究推進本部
※(4)秋田県に被害を及ぼす地震及び地震活動の特徴地震調査研究推進本部
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