恐らく、覚えている人もいるかと思いますが…
今から一年前の、昨年2021年10月7日の深夜22時41分、東京都23区、埼玉県川口市、神奈川県横浜市や川崎市、千葉県で、震度5強~震度5弱の地震が発生しました。
東京23区内で震度5強を観測するのは、10年前の東日本大震災以来のことでした。
地震は、千葉県北西部の地下75kmを震源にマグニチュードは5.9と政府が想定しているマグニチュード7規模の首都直下地震よりも規模は40分の1とずっと小さなものでしたが…
それでも、重軽傷者50人、住家損壊42棟、火災2件のほか、漏水(都内30か所以上)、水道管破裂による断水、エレベーター停止(7万6千台が停止し、うち28件で閉じ込め)、停電、日暮里・舎人ライナーが脱線、交通機関の不通(JRは最大7時間不通)による多数の帰宅困難者が発生し、翌日の8日にかけて新幹線や在来線16路線で約36万8千人に影響が出るなど、とくに都市インフラの機能不全が多く見られた災害となりました。
首都圏の人口密集地では、災害の程度も大きくなります。
この程度の規模の地震であっても、首都機能はマヒして多くの店でも物資不足に見舞われることになります。
首都圏では、M7クラスの直下地震の発生が懸念されており、今後30年間の地震発生確率は70%とされています。
この機会に、自宅や会社の“備え”も見直してみましょう。