防災意識を育てるWEBマガジン「思則有備(しそくゆうび)」

矢野顕子がハリケーン・サンディの時に語った格言(歌手)[今週の防災格言461]

time 2016/10/17

矢野顕子がハリケーン・サンディの時に語った格言(歌手)[今週の防災格言461]


『 一番の敵は”不安”なのだ 』

矢野顕子(1955〜 / シンガーソングライター)

2012(平成24)年10月22日、アメリカ東部に上陸したハリケーン・サンディは、ニューヨーク州やニュージャージー州で猛威を振るい、洪水によって電力会社の発電設備や送配電設備に被害が生じたため、10月29日からニュージ ャージー、ニューヨーク、ペンシルバニア、コネチカット、ウェストバージニア、オハイオ、マサチューセッツ、メリーランド、バージニア等の各地、のべ850万棟で停電が発生した。設備被害の大きかったニュージャージー州では260万軒、ニューヨーク州は210万軒、という全戸数の2割から6割が停電する大被害となった。

特にニューヨーク市のマンハッタン一帯ウォール街の停電では、ニューヨーク証券取引所が10月29日と30日の2日間休場に追い込まれるなどし、大きな経済的な損失が生じた。

マンハッタンのダウンタウンは約一週間にわたって停電することになり、自宅の停電で、友人宅に避難した矢野顕子さんは、自身のツイートで以下の様につぶやいている。

《 友達のアパートでディナーと暖房を享受する。
他のビルディングは真っ暗なのに、ここは発電機があるために電気もホットウォーターもある。私なんか超々プチ被災なのに、わかったことがある。
一番の敵は”不安”なのだと。東北で被災した方たちは、とうに分かったことかもしれないが、わたしは初めて学びました。これに負けてはいけない、と。 》

矢野顕子(やの あきこ)さんは、アメリカ合衆国ニューヨーク州在住のシンガーソングライター。独特な歌い方、卓越したピアノ演奏で知られる。

東京都に生まれ、医者だった父の開業により青森県青森市で幼少期を過ごしピアノを始める。軽音楽に憧れ、単身上京し青山学院高等部に入学、ジャズクラブ等で演奏し、高校2年で中退してプロの道に進み、1976(昭和51)年、ローウェル・ジョージやリトル・フィートのメンバーらと共にLAにてレコーディングを行った「JAPANESE GIRL」でソロデビュー。1979(昭和54)からYMOの2度のワールドツアーに同行。1981(昭和56)年、シングル「春咲小紅」が大ヒット。1990(平成2)年からニューヨークに移住し、マンハッタンを拠点に世界的アーティストらと音楽制作を行っている。主な楽曲に「夢のヒヨコ」「David」「在広東少年」「ひとつだけ」など。

 

<防災格言編集主幹 平井 拝>

 

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