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寒川 旭が著書『地震の日本史〜大地は何を語るのか〜』に記した格言[今週の防災格言258]

time 2012/11/19

寒川 旭が著書『地震の日本史〜大地は何を語るのか〜』に記した格言[今週の防災格言258]


『 自分の住んでいる地域で起きた地震を知るのが、将来の地震に備える第一歩。 』

寒川 旭(1947〜 / 地震考古学者 産業技術総合研究所招聘研究員)

格言は著書『地震の日本史〜大地は何を語るのか〜(中公新書 2007年)』の「はじめに」より。

曰く――『大きな地震は、ある程度決まった場所から繰り返し発生して、地域によって揺れ方や被害のタイプが異なる。だから、自分たちの生活圏について、過去にどんな地震があって、どんなことが起きたかを知っておくことが、将来の地震に備えるために大切である。』

寒川旭(さんがわ あきら)氏は「地震考古学」を提唱し、各地の遺跡に残る地震痕跡を研究対象に導入した学者。香川県生まれ、東北大学大学院理学研究科博士課程修了、理学博士。東京大学生産技術研究所・京都大学防災研究所客員教授、通商産業省工業技術院地質調査所および独立行政法人産業技術総合研究所主任研究員を経て、現在、産業技術総合研究所招聘研究員。専門は地震考古学・地震地質学。
地震考古学は、寒川氏が、1986年春に滋賀県高島市(琵琶湖北西岸)の遺跡発掘調査で偶然、縄文時代の大地震の証拠を発見したことを契機に、考古学の世界から過去の地震を探る研究を始めたのがきっかけ。1988年5月に開催された日本文化財科学会と日本考古学協会で初めて「地震考古学」と名付けられた比較的新しい学問分野でもある。

■「寒川 旭」氏に関連する防災格言内の主な記事
歴史学者・北原糸子女史(2008.10.27 防災格言)
地質学者・横山卓雄氏(2009.04.20 防災格言)
都市災害軽減工学者・目黒公郎氏(2010.05.31 防災格言)
防災心理学者・林 春男氏(2008.09.15 防災格言)

 

<防災格言編集主幹 平井 拝>

 

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