『 国や自治体だけに頼る防災には限度がある、自らの安全は自ら守る自覚を持つことが 防災の基本。 』
日本政府 中央防災会議(1995年7月18日の新しい防災基本計画より)
5千余人の死者・行方不明者を出した1959(昭和34)年の伊勢湾台風被害をきっかけに発足し、1963年にできた国の防災基本計画。国の最上位の計画にも関らず、その表現は抽象的で、具体策を盛り込んだ都道府県など地方自治体の地域防災計画に比べると、その印象は非常に薄かった。
1995(平成7)年1月17日の阪神淡路震災を教訓に、国の中央防災会議(会長・村山首相)は基本計画が作成されて以来初の大幅改定に着手。具体的な実践策(特に復旧と復興)を初めて盛り込んだ「新防災基本計画」は7月18日発表された。
格言はこの時、国民の防災活動の範囲を定めたもの。
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