『 今日のわが国では、強い建物に住むことが地震被害から身を守るには最重要であり、そのためには耐震化が不可欠なのです。 』
目黒公郎(1962〜 / 東京大学教授 工学博士 専門は都市災害軽減工学)
都市震災軽減工学の第一人者である目黒公郎(めぐろ きみろう)教授は、政府の中央防災会議専門委員など多くの省庁や自治体、企業の防災委員、日本地震工学会理事のほか多くの防災関係の学会理事を歴任。阪神淡路震災の教訓から一貫して「地震に強い住宅に住むことが大切」と啓蒙されている。
――――地震はいつ起こるかわかりません。しかし、地震活動度の高い時期を迎えた日本では、今後、30〜50年間に関東地震と同様のM8クラスの地震が4〜5回、兵庫県南部地震と同様のM7クラスの地震が40〜50回起こると予測されています。(内閣府「広報ぼうさい」平成21年3月号より)
全死者の8割以上の人が一瞬で亡くなった阪神淡路震災。建物被害のほとんどは「古い耐震基準で建てられた建物(既存不適格建築)」でした。これらの倒壊から火災も生じ、消火活動を妨げ、被害を広げました。震災で得られた最大の教訓は、地震に強い住宅に住むことが大切ということです。
■「目黒公郎」教授に関連する防災格言内の記事
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災害に備えるということは?(2007.10.3 編集長コラム)
防災士教本より(認定特定非営利活動法人・日本防災士機構 平成30年版)(2018.12.31 防災格言)
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志方俊之(元自衛隊陸将・北部方面総監)(2010.11.01防災格言)
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