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大雪時のエアコン、水道トラブルはこうやって解決!

time 2018/02/27

大雪時のエアコン、水道トラブルはこうやって解決!

温風が出ない、水が出ない

冬の日に、エアコンから温風が出ない、水道管から水がでないというトラブルにあったことはありませんか。

例えば、2014年2月に東京の都心で27㎝という記録的な大雪が観測された際、停電でもないのにエアコンの調子がおかしいという苦情が相次ぎました。

また2018年1月28日、東京の都心では最低気温が4日続けてマイナス3℃以下になった際は、各地で水道管から水が出ないというトラブルが発生しました。東京都水道局のお客様相談センターには水道管に関する問い合わせが多数寄せられ、Twitterでも「蛇口から水が出ない」とのツイートが数多く投稿されました。

雪の日のエアコントラブルの原因は、室外機の可能性が大

大雪の日に停電でもないのにエアコンから温風が出ないといったトラブルは、室外機の吹き出し口/吸い込み口が雪によって塞がれていることが原因とみてよさそうです。

吹き出し口が塞がっていると、冷気を排出しても再度取り込んでしまう「ショートサーキット」という現象が起きてしまい、エアコンがうまく作動しません。吸い込み口が塞がれてしまうと、効率よく空気を吸い込めないために電気代の無駄にもなります。

空調機大手のダイキンのホームページによると、次の対策があります。

  • 吹き出したり、吸い込んだりする空気の通り道を確保するため、室外機の周りの雪を取り除きましょう。
  • 吹き出し口・吸い込み口の前は、30センチは空けるようにしましょう。一般的に、室外機の前面が吹き出し口、側面と背面が吸い込み口です。前面だけでなく、側面や背面の障害物にも注意しましょう。
  • 室外機の上に積もった雪も、落下して吹き出し口や吸い込み口をふさいでしまう可能性があるので、取り除いておきましょう。
  • 雪を取り除いたら、電源プラグを抜くか、ブレーカーを切ってからもう1度入れなおし、リモコンで再度運転を開始してください。

引用:http://www.daikin.co.jp/air/knowledge/labo/yuki/

ただ、室外機の吸込口や吹き出し口を塞ぐのは、雪のみが原因ではありません。障害物が室外機の周りにあれば、上記のようなトラブルにもなります。雪とは関係なく、室外機のまわりはきれいにしておくことをお勧めします。

室外機の積雪に注意

エアコンの室外機は、積雪すれば凍結し、ファンが回らなくなる可能性があります。

雪に慣れている地方の場合はきちんとした対策が行われていますが、雪が少ない都心部などの場合は対策が行き届かず、雪によるトラブルが発生しやすいです。雪国では室外機が積雪で埋まらないように防雪フードを取り付けたり、各種防雪対策をしていると思いますが、それほど積雪のない地域で同じことをするのは少しハードルが高いかと思います。

ただ、せめて雪が降ったときには、室外機をチェックすることだけは頭の片隅に置いておくとよいでしょう。もし積雪していれば、エアコンのスイッチは入れないようにしましょう。そのうえで室外機およびその周辺30㎝以内にある雪を除去しましょう。

ただし、室外機のトラブル以外でもエアコンが作動しなくなる場合は考えられます。エアコン以外にもいつでも使用できる第2、第3の暖房器具を準備しておきましょう。例えば、コタツ、湯たんぽ、オイルヒーター、 その他、防寒着や毛布、カイロなどを準備しておくのもいいかもしれません。

水道管破裂の原因と対策

一方、水道管のトラブルはどういう理由で起こるのでしょうか。

ペットボトルに水を入れて冷凍庫で凍らせると、ペットボトルがぱんぱんに膨張したのを目にしたこともあるかと思いますが、これと同じ原理で、水道管の水も凍結することによって膨張し、水道管が破裂したり、接続している箇所が外れたりするトラブルになる可能性があります。特に最低気温-4℃以下になれば凍結のリスクが高まります。

水道管の破裂防止においては「水抜き」という、水道管の中にある水を抜いてしまう方法がありますが、「水抜栓」(家の外に設置されている水道管の元栓のようなもの。閉めると水道管の中の水が地中に排出される)を設置している地域は限られています。

水道管の対策は、保温材を事前に巻いたり、タオルなどで凍結している箇所を覆って、ゆっくりとぬるま湯をかけたりしましょう。もし水道管が漏水している際は、元栓をすぐに閉めて、水道業者などに連絡してください。

「毎年起こりうることだ」という認識を

飲料水は多くの人が確保しているとは思いますが、水道管が破裂すれば復旧するまでに時間がかかるため、 今一度、準備している飲料水の量や消費期限などを確認しておいてはいかがでしょうか。

「今年は例外的に寒かった」というような考えでなく、「毎年起こりうることだ」という心構えで防災に取り組んでみてください。

防災格言

「人間は自然に対して限りなく貧弱である、
とともに自然よりも更に豊富である。」
唐木順三 (1904〜1980 / 文芸評論家・哲学者・編集者 筑摩書房顧問)

「自然をより広く、深く理解することによって、
私たちの生活をより快適なものにすることができる」
気象学者 福田矩彦(米ユタ大学名誉教授)

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