「食育の詩」 子供たちへ捧げる
[編集長コラム]
お米屋さんに
幾十人の手数経た 尊い汗の記録です
青物なども同様に 百姓さんに育てられ
八百屋さんから運ばれて お
皆汗汗の記録です。 肉やお魚
飲み食ふ物は
汗や涙や
さても頂く食物は 胃の
それは怒や心配で
頂く時は
よくよく
汗水垂らして働けど 三度の
三度三度の
私達は
いと
浅田一(あさだ はじめ / 1887〜1952)氏は大阪出身の法医学者。血清学の研究で知られ、後に、日本初のチベット入境を果たした高名な僧侶・仏教学者である河口慧海(かわぐちえかい / 1866〜1945)の弟子となった人物です。
好きな詩でしたので紹介しました。
題名は浅田一らしい仏教の「対食偈」よりもじったのでしょうか。
先ほど日本の穀物の放射能汚染について色々と考えていた時にふとこの詩が浮かびました。
ごく当たり前のことが書かれている詩なのに、何故だか心に響きます。
今や「いただきます」と唱和して食べる家庭の食卓というのも少ないのでしょう。
当然に食への日々の感謝の気持ちも薄れているのかもしれません。
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